著者 : 安西水丸
午後の最後の芝生午後の最後の芝生
村上春樹と安西水丸、名コンビによる貴重なコラボレーションが時を経て1冊の単行本としてよみがえる。 村上春樹と安西水丸、名コンビによる貴重なコラボレーションが時を経て1冊の単行本としてよみがえる。
真夏の航海真夏の航海
かくも危うく、みずみずしい。安西水丸が熱烈に惚れ込み、自ら翻訳した若きカポーティ、まぼろしの傑作。まだ女ではなく、もう少女でもない。上流階級の娘グレディが、心をかき乱された初めての恋。華々しい’40年代のN.Y.社交界と、その陰りの中に生きる人々のコントラストをくっきり描く長編を初文庫化!
アマリリスアマリリス
かわいらしい名前に似合わぬ毒々しい赤。それがアマリリスの色だ。東京の広告会社を退職してふらりとニューヨークにやってきた“ぼく”の眼に、この街は、アマリリスのように妖しく輝いて見せたー。異国の病んだ大都会を漂流する“ぼく”と、小さな刺青を入れられた中国人女性との出会いと別れを描いた表題作の他、エロチシズムと透明なリリシズムあふれる全7例の連作短編集。
手のひらのトークン手のひらのトークン
1969年、ニューヨーク。五年間勤めた東京の大手広告代理店を辞めた“ぼく”は何の目的もないまま、後を追ってきた恋人の里美とふたりで、この地で暮し始めた。ベトナム戦争とサイケデリック・アートの時代のニューヨークがぼくたちに教えてくれたこと、それは…。青春の迷いとあせりの中、恋人とともに過ごした日々をセンシティブに描く、文庫書下ろし都会派小説。
アマリリスアマリリス
凍てつくマンハッタンの朝。スタッテン島の夏。赤い花をかかえ、バスに乗ってきたチャイニーズの女。セントラル・パークのユリの木の下でかじるプリッツァー。イースト・リバーを流れるケーナのひびき。異国での出会いと別れ。きらめきに満ちた、そしてどこか哀しい青春の日々-。リリシズム、そして淡いエロティシズム。著者初の青春小説。
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