著者 : 富士とまと
「ハズレ属性」とされている光魔法属性の侯爵令嬢リリアリスは実家から蔑まれており、「魔物が出る」と人々から恐れられる公爵領に嫁がされた。しかし、公爵領に赴く途中で乗っていた馬車が崖から転落。走馬灯が見える中で、前世が日本のオタク女子であったことを思い出した。まだまだ死にきれないと、光魔法を発動し一命をとりとめた。目が覚めると公爵領の屋敷におり、優しい侍女や護衛に囲まれて幸せを感じるが、肝心の旦那様がいない。旦那様は無理矢理嫁がされたリリアリスに申し訳なさを感じ「白い結婚」を約束するが、当の本人はそんなのお構いなし。持ち前の明るさと前世の知識で公爵領の生活を謳歌し、更には得意の光魔法で「流刑地」と呼ばれるこの土地を改革していくのであったー。
“世界には仙山を中心に、八色の特徴を持った国がある。”金国・銀国・朱国・藤国・翠国・碧国・珊国…そして、黒い国「呂国」。不吉な色と忌み嫌われる黒の国の姫鈴華は前髪で顔を隠し、書庫に籠もり大好きな本を読んでいた。そんなある日、鈴華は突然婚約者に婚約破棄を告げられてしまう。時はたち、行き遅れと言われる年齢になった鈴華はある出来事をきっかけに仙皇帝妃選びの後宮に行くことになるが、鈴華は仙皇帝陛下の妃争いには目もくれず、大好きな本を読むため行動をはじめる。しかし、本を読みたいという行動力と本で読んだ知識によって鈴華は、後宮で起きる事件を解決することに!?
私、シャリアーゼは、どういったわけか人の余命が見える。10歳の私の余命はあと70年。80歳まで生きるはずだった。それなのに!皇太子殿下と婚約したら、余命があと10年に減ってしまった!そんな婚約は止めにしようとしたら、余命3年に減ってしまう!ちょっと!私の余命60年を取り戻すにはどうしたらいいの?とりあえずの婚約をしたとたん、今度は殿下の寿命が0年に!?一体何がどうなっているの?
羅刹との壮絶な戦いを終えたリオたち。宿にたどり着くと、シャルは真剣な表情でリオに問いかける。「何か僕に、隠してることない?」シャルは、リオの持つジャパニーズアイのことを気に掛けていたのだ。リオは今まで隠していたスキルに関することを話す。拒絶されるのではないかと怯えるも、シャルは笑顔で受け入れてくれた。喜びも束の間、リオは鬼たちの奇襲に遭い、幹部である夜叉に連れ去られてしまう。鬼の本拠地である“鬼ヶ島”へとー。もちろん、美味しいグルメもたくさん登場!がんばり屋な少女の物語、完結巻!!
酒呑童子を倒したリオたちは、それぞれ力不足を実感していた。サージスは刀の修行、シャルはスキルのパワーアップのため旅へ出る。リオは海ダンジョンの書庫から、厄災対策に必要な本を探して複写することに。すると道中で、荷物の中に黒くて丸いドロップ品があることに気づく。トーストに載せると『小倉トースト』と名前が変化。口に運ぶと優しい甘さでとっても美味!更にはうなぎやシナモンクッキーなど、どこかで見たことのある食べ物がたくさん登場。だが、楽しいイベントの裏で忍び寄る厄災の影もー!?がんばり屋な少女の物語、第三弾!
王都での騒動が一段落した後、サージスは指名依頼のある町へ行くため、シャルとリオと一旦離れることに。残された二人は、また厄災が起きた際の対策にジャパニーズアイを駆使してめぼしいアイテムを買い揃える。そこで、クナイと呼ばれる見たことのない道具を見つけ…?また、海の中にあるダンジョンに潜って美味しいカニをゲットしたり、山の中でトリュフを見つけて焼いてみたり。さらには、不思議なドラゴンに絡まれ、人の言葉を話す鬼に攫われたりもして!?頑張り屋な少女の物語は、今回もドタバダ全開です!
“ジャパニーズアイ”は右目が黒くなるだけのクズスキル。荷運者のリオは、自分のスキルをそう思い込んでいた。しかしある日、勝手に能力が発動してしまい、誰も見向きもしないハズレアイテムに不思議な文字が浮かぶ。「“味噌”…って、なに?」試しにそれを使ってみると、野菜の煮汁が美味しい味噌汁に!更に、この味噌汁がきっかけでS級冒険者のパーティーに誘われ、人類の危機にも大活躍!?カレー、ちゃんこ、豚汁。これは、どこかで見たことのある料理で奮闘する、頑張り屋な少女の物語。
ある日、喫茶ふるるに異世界からS級冒険者がやってきて、コーヒーの代金代わりにベーゴマを4つ置いていったことから、常連のお客さんたちの様子がおかしくなる。「地球は魔王に狙われているから救わないといけない」異世界からの出戻り賢者の留さん、前世勇者の記憶もちの社長、逃亡悪役令嬢のエリカママと、転生聖女のエリカ。お客さんたちが異世界ごっこを始めたので、私も付き合うことになりました。役割は錬金術師ということらしいです。え?ごっこじゃない?いや、でも私、ごくごく普通のカフェオレしか提供してないですよ?…あ、モーニングはお付けしますか?喫茶店から始まる、ほのぼの異世界ファンタジー、いま開幕!
無事にダンジョンから脱出し、転移魔法でたどり着いた先は見慣れた小屋ではなくリリアンヌの王都の屋敷だった。パーティーのために新たな料理を作ったり、新たな食材にであったりと楽しい王都生活であったが隣国からの戦争が起こる。覚悟を決め戦争について行くことにしたユーリの前に現れたのはー。様々な物語が動き出すポーション料理ファンタジー4弾!
ポーション料理のレパートリーを増やすため、泡だて器を買いに町にやってきたユーリ。ハンノマの鍛冶屋を訪ねると、そこには見知らぬドワーフが。泡だて器の絵を見た彼は、ユーリのために特製泡だて器を作ってくれたのだが、完成した物にはとんでもない秘密がー。その後、隣国との争いにも巻き込まれ、事態は急変していく。Web版にはない隣国の裏側が分かる、ゆるゆるポーション料理ファンタジー第三弾!
ポーション畑でハズレポーションの秘密を解明したユーリ。ポーション料理の効果は絶大で、災害クラスの魔物の暴走もパワーアップしたローファスとブライスによって無事に解決。いっぽうユーリは買い出しのために町を訪れるが、そこで事態は急変していくー。迫りくる波乱の予感。Web版にはない謎が解き明かされる、ゆるゆるポーション料理ファンタジー第二弾!
一方的に離婚を突き付けられた専業主婦ユーリは、突如、異世界に迷い込んでしまう。冒険者ギルドにいたS級冒険者によってポーション収穫の仕事を紹介され、異世界の生活にも徐々に慣れていくユーリは、収穫したポーションのとんでもない秘密に気付いてしまった。外れだと思っていた回復機能のないポーションが、実は醤油だったのだ。しかも、ハズレポーションで作った料理は補正機能のオマケ付き!ユーリの料理は異世界の常識を変えてしまうのか?ゆるゆるとレベルを上げつつ、異世界で新たに開発するユーリの料理をご堪能あれ!
誰もが六つの魔法を使える世界。五体六法満足に生まれなかった者は「魔欠落者」として蔑まれていた。収納魔法しか使えないエイルは父親に売られる。しかも、唯一使える収納魔法さえ、収納力が大きいだけで状態維持や時間停止効果のない出来損ない魔法だった。そのため、売られた先の店も追い出されてしまう。そんなエイルは、魔欠落者の少年ルークと出会い「魔欠落者が幸せに暮らせる場所」を探し始めー。第5回ネット小説大賞受賞作。