著者 : 富樫倫太郎
北条、武田、今川による甲相駿三国同盟が成立。氏康がようやく関東平定に集中した矢先に、今川義元急死という報がもたらされる。武田と長尾による川中島の戦いも繰り返される中、勢いを得た長尾景虎がついに関東に乗り込む。小田原城籠城まで追い込まれた存亡の危機を、北条氏は切り抜けられるのか? 氏康の軍配者・小太郎、信玄の軍配者・冬之助、謙信の軍配者・四郎左ーー足利学校で共に学んだ日から30年、三人が戦場で相見える日がついに訪れた! 軍配者シリーズ、北条早雲シリーズを継ぐ〈北条サーガ〉の佳境。
武田晴信は、今川義元の臣・太原雪斎からの提案に驚愕した! 両上杉に古河公方、今川勢に武田を加え、北条大包囲網を敷こうというのだ。その戦略は現実のものとなり、いまや北条の河越城は8万の敵に囲まれている。 氏康の命運尽きたと誰もが思ったその時、10倍もの敵の目を眩ませる小太郎の奇策が発動する! 〈北条氏康シリーズ〉第三弾は緊迫の展開。
警視庁捜査一課強行犯係所属の吉見鉄太郎と岩隈賢人は、難航する連続強盗傷害事件の捜査に取り組んでいた。そんな折、賢人と母の久子は瀕死のタコを海で助け、自宅で飼うことに。身勝手な指導係の鉄太郎と、風変わりな飼いタコに振り回されながらも、賢人は次第に犯人に迫っていくー。
「SRO」「生活安全課0(ゼロ)係」シリーズの著者による最新警察書下ろし小説第3弾! 「スカーフェイス」と呼ばれる女性刑事、淵神律子が所属するのは警視庁特別捜査第三係。同僚の藤平刑事の大学時代の友人・北原勇太に女性誘拐の疑いがかけられていると、北原の母親から相談される。 行方がわからなくなった女性・堀川佳奈子と北原は大学時代に同じテニスサークルの後輩だった。佳奈子の住む室内には、北原の指紋まで検出されたという。あからさまに残された証拠に不審を感じた律子と藤平は捜査するが、北原の足取りがいっこうにつかめない。強烈なインパクトを残す女性刑事が活躍する人気シリーズ。
その嘶きは、不吉な予告ー関東近県で乗馬クラブオーナーの死が相次ぐ。いずれも死因に不審な点は見られないものの、SRO室長・山根新九郎は奇妙な符合を見出す。人間の死と同時に、必ず馬が一頭逝っているのだ。独自捜査を始めたSROの面々は、やがて北海道のある牧場にたどり着く…。そして、最凶キラー・近藤房子の調教ゲームも新たな段階に。
娘から電話がかかってきたー。杉並中央署生活安全課「何でも相談室」通称0係に行方不明の女子高生・真紀の母親が訪ねてきた。早速、0係の冬彦と高虎が真紀の足取りを辿ると、父親との軋轢が浮上、さらに親友・紀香と晴美が何かを隠していると気づく。そんな中、大金を盗まれた相談者の孫が晴美だということが判明、金の問題も絡まって…。待望のシリーズ第六弾!
永禄三年五月十九日(1560年6月12日)。「海道一の弓取り」こと今川義元が、天下に号令せんと東進を開始。織田信長の所領・尾張に大軍が侵入したところでそれは起こった。丘陵地帯の地勢と豪雨を味方につけた、乾坤一擲の奇襲。三国の太守が寡兵による一撃で落命したしたのだ。「群雄割拠」から「天下布武」へ。戦国時代の流れを変えたこの変事は、本当に奇跡だったのか、それとも必然か!……戦国最大の逆転劇を、七つの視点で描く。累計21万部突破の大好評「決戦!シリーズ」第5弾! 冲方丁(織田信長) 砂原浩太朗(前田利家) 矢野隆(毛利新介) 富樫倫太郎(徳川家康) 宮本昌孝(今川氏真) 木下昌輝(岡部元信) 花村萬月(今川義元)
顔の傷により「スカーフェイス」と呼ばれる女刑事淵神律子。犯人逮捕の為なら暴走も厭わない律子は警視庁内で孤立し、意に添わぬ異動を命じられる。律子を名指しで、身元不明の中年男が警視庁に来る。その男のバッグの中には、耳や眼球など人体の一部やパソコンが入っていた。起動させたパソコンの画面には狭い場所に閉じ込められた若い女性の姿があり、48時間後に窒息死するというカウントダウン表示が。ノンストップ警察小説
近江の浪人の倅・大谷平馬(吉継)は、竹馬の友である石田佐吉(三成)の機知により、揃って秀吉に召し抱えられる。毛利討伐、賎ヶ岳と武功を上げる一方、謎の病により容貌が著しく変じ、頭巾と覆面を手放せない状態に。「白頭」と号した男は、やがて視力をも失いながら、義を貫くため死地・関ヶ原へ。「負け戦」に本領を発揮した男の畢生!
顔に傷があるため「スカーフェイス」と呼ばれる女性刑事・淵神律子。律子の顔lを傷つけた連続殺人犯は、被害者の身体にアルファベット文字を刻み警察を挑発し続けていた。刑事としては致命的な「ある問題」を抱える律子は警察組織内で孤立し、意に添わぬ異動を命じられる。しかし、新部署で連続殺人犯逮捕への執念を絶やすことなく、律子は新たな情報を手がかりに犯人に迫る!
蛤御門の変で命を落とした久坂玄瑞の遺言を風倉平九郎は、高杉晋作に託す。晋作は長州を砲撃した外国との和睦交渉を、藩内の反対勢力から命を狙われながらも成立させる。幕府による長州征伐が迫るなか、決起の時機を見定めていた。行く先の見えぬ幕末を果敢に生きた志士たちの熱き青春小説、堂々完結!
吉田松陰という礎を失った風倉平九郎はじめ松下村塾の塾生たちは、外国の脅威に対して攘夷の大義を実践すべく意気込む。門下一の俊英・久坂玄瑞らはイギリス公使館を焼き討ちにした。長州藩の急進的な行動により思いもよらぬ時代の流れに翻弄される若者たち。幕末を駆けた志士の青春小説、迫力の佳境!
父の咎により、武士ながら農作業をせねばならない風倉平九郎は、学問への欲求を募らせていた。松下村塾に連れられた平九郎は、吉田松陰と会う。国禁を破り、長州藩から処罰された松陰に平九郎はためらうが、国を憂う松陰の熱き想いに触れ、傾倒する。激動の幕末、信じる道を駆け抜けた志士たちの青春小説!
応仁の乱から始まった戦国の世に終止符が打たれようとしていた。慶長二十年五月、舞台は豊臣秀吉が築いた天下の名城・大坂城。淀君や豊臣秀頼はなぜ散ろうとしているのか。真田信繁ら、戦に巻き込まれた武将たちの生きざまとは。七人の作家が異なる視点から歴史を描く大好評「決戦!」シリーズ第二弾!
新宿の闇金業者殺しの現場から、亀戸で遺体となって発見された少年の指紋が見つかった。SRO室長・山根新九郎は、法歯学の調査により少年の発育に遅れがあったことを知る。同じ頃、東京拘置所特別病棟に入院している近藤房子が動き出す。担当看護師を殺人鬼へと調教し、ある指令を出した。そのターゲットとはー。