著者 : 小沢自然
ミゲル・ストリートミゲル・ストリート
「名前のないモノ」ばかり作る大工、「世界でいちばんすばらしい詩」を書いている詩人ー。ストリートで生きる面々の十七の物語は、みな風変わりで、少し切ない。ポストコロニアル文学の源流に位置するノーベル賞作家ナイポール、実質上のデビュー作。
ヴィクラム・ラルの狭間の世界ヴィクラム・ラルの狭間の世界
「私の名前はヴィクラム・ラルだ。アフリカでもっとも汚織にまみれた一人、異様かつ卑劣なまでに狡猾な詐欺師として広く知られている」-1963年、ケニア独立。そこには、西洋とアフリカ、支配と革命、無垢な友情と政治汚織の「狭間」を生き抜く、ひとりの男の生があった。ポストコロニアル文学の新境地を切り拓き、カナダの代表的文学賞・ギラー賞に2度輝いたヴァッサンジ、待望の本邦初訳。
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