著者 : 小野崎えいじ
王国と帝国。二つの大国の間に広がる魔の森ーー大樹海には昔から黒き魔女が住む。 黒き魔女は、あるとき一人の赤ん坊を拾い、弟子として育てることとなる。 黒き魔女より"クレア"と名付けられたその赤ん坊には、かつて日本の劇団に所属し人形繰りをしていたという前世の記憶があった。 見習い魔女クレアは前世の知識や技術を活かし、やがて人形使いの魔女として成長していく。 だが、魔女として成長していくクレアの陰で、大国の怪しげな思惑が蠢き始めていてーー?
VRMMOゲーム『BFO』の世界に、前世の記憶を持って転生したテオドール。この異世界で出来た大切な仲間達を守るため、テオドールはヴェルドガル王国へと侵攻を開始した魔人達を迎え撃つ。浮遊城ベリオンドーラと、夥しい数の魔物達。それらを従える魔人ヴァルロスの目的は、月光神殿に封じられた魔人達の盟主、ベリスティオの解放だ。月光神殿を舞台に繰り広げられる激闘。凶悪な力を持つ魔人達との戦いの中で、テオドール達は限界を超えるー!-だが、悪意はそこで終わらなかった。死闘が終着に向かうと思われた最中、ついに現れたのは死睡の王イシュトルム。テオドールの母・リサの仇であるイシュトルムは、この世界を滅ぼさんと“月”へと向かった。人類と魔人の長きに亘る戦いに終止符を打つべく、テオドール達はイシュトルムを追い、最後の攻勢に転じるー!転生×魔法バトルファンタジー、堂々完結!
仲間と共に力を蓄え、魔人達の拠点であるベリオンドーラの調査へ向かうテオドール達。北の最果てに位置するベリオンドーラへ辿り着いた一行が目にしたのは、魔人達の手に落ち、禍々しい有り様となった廃城であった。そこでテオドールは、魔人達の首魁であるヴァルロスとついに相見える。彼の凶悪な力を前に、撤退を余儀なくされる一行。その殿としてヴァルロスと激突するテオドールは、魔人と手を組むことを提案されるがー「-俺とお前じゃ、相容れない」拒絶を叩きつけ、魔人の追撃を退けることに成功。そしてタームウィルズへと帰還した一行が新たに出会ったのは、ヴァルキリーのヘルヴォルテ。クラウディアの城を守るガーディアンである彼女も戦力に加わり、盤石な態勢となったテオドール達は、タームウィルズへ魔の手を伸ばす魔人達を迎え撃つー!転生×バトルファンタジー、第17弾!
人魚の王・エルドレーネと共に、“海王”を名乗るウォルドム討伐のため海都グランティオスを目指すテオドール達。数の有利はこちらにある。だが油断はできないー。万全を期して戦場へと向かった一行を待ち受けていたのは、恐るべき魔人の力だった。そして、熾烈を極める海底の戦いが幕を開けるー。転生×魔法バトルファンタジー第16弾!
前世の記憶を持つテオドールでさえも未知の領域を切り抜け、魔人が封印されし月光神殿へと辿り着いた一行は、そこで水の精霊王マールと出会う。彼女とも仲間になったテオドールは、新たな旅の最中で亜人に追われ海の都から逃げてきた人魚と半魚人を、マールの加護を借りて助け出す。二人によれば、封印されていた海王を僭称する存在が目覚め、海の都グランティオスを狙っているのだという。テオドールは異界大使として、ヴェルドガル王国と人魚達の交流を守るために助力を申し出る。そうしてテオドール一行が新たに訪れたのはー海底都市アイアノス!幻術魔法によって守られた都市でテオドール達は人魚の女王エルドレーネに謁見。そしてテオドールは、海王を止め海の都を取り戻すべく攻勢に出るー!転生×魔法ファンタジー、第15弾!
ドリスコル公爵家の人間に憑依する夢魔・グラズヘイムを打ち破ったテオドールたちは、火精温泉で英気を養うなど、穏やかな日々を過ごしていた。しかし休息も束の間、タームウィルズの迷宮に新たな区画が発生し、テオドールたちはその調査へ向かう。そんな一行を迎え入れたのは、氷雪吹き荒れる極寒の森でー転生×魔法バトルファンタジー第14弾!
グレイスの両親を死へ追いやった仇敵・オーガストを討ったテオドールたちは、魔人を崇拝する“デュオベリス教団”の調査のため更に南下。教団の聖地と呼ばれる、幾多の冒険者を惑わす森へと向かう。森の奥に広がっていたのは地下都市・ハルバロニス。そこで少年たちを待つ秘密とは…?転生×魔法バトルファンタジー第13弾!
炎熱城砦の最奥。火の精霊殿にて封印されていた宝珠を入手したテオドールたちは、魔人を信仰する“デュオベリス教団”の聖地を調査するため、南方へと出立。砂漠の王国・バハルザード王国を目指すのであった。デボニス大公領を経由した旅は順調そのものと思われるも、道中テオドールは怪しげな集団を発見することになる。バハルザード王国と、その統治下にある遊牧民との間に不和の種をまくことが、集団の目的であると見抜いたテオドールは、バハルザード王家の第2王女であるエルハームに助力を申し出、これを退けることに成功。一件落着かと思われたが、テオドールは後に知ることになる。この事件の裏で糸を引いていたのが、他でもないグレイスの両親を死に追いやった仇敵、オーガストであることに…。転生×魔法ファンタジー第12弾!
エリオットとカミラの結婚式へ参加した後。テオドールたちは魔人の襲撃に備え、各地に点在する神殿を訪れていた。そんな中、プロデリック侯爵領を訪れた際、ある事件の発生を耳にする。それは、領内の鉱山にて崩落事件が発生したというもの。救助の協力を申し出たテオドールは、その坑道にて巨大モグラの化物であるベリルモールと交戦。これを退け、坑道内に取り残された人々の救出に見事成功するのだった。そしてタームウィルズへと帰還しても、テオドール一行は魔人への対策に力を緩めることはしなかった。その一環として、再度炎熱城砦へ訪れることになるのだが、そこには鏡の騎士・ラザロとともにある人物がテオドールの前に姿を現して…?転生×魔法バトルファンタジー、第11弾!
前世の記憶を持ち、卓越した魔術技能を持つテオドール=ガートナーは従者のグレイス、男爵家当主のアシュレイとともに、迷宮都市タームウィルズで暮らしていた。第二の魔人を撃退し、王家の派閥争いを裏から操っていたローズマリーの陰謀を阻止したテオドールたちは、久しぶりの我が家へ帰還し、疲れを癒やしていた。だが、そんな安息の日々は長くは続く事はなく…、世界の秘密を知る少女との出会い、新たな第三の魔人の襲来によって儚く崩れて去ってしまう。そして、魔人の襲撃と呼応するかのように王家の派閥争いが再び巻き起こりー!?テオドールはまたしても王位簒奪を阻止するために動き出すが、渦中の事件の犯人であるローズマリーは北の塔に幽閉中。果たして、一連の事件の真の黒幕とはいったい誰なのかー!?転生×魔法バトルファンタジー、第4弾!
貴族の庶子として兄弟からも虐げられていたテオドール=ガートナーは、水路に突き落とされて死にかけた際に『前世の記憶』を取り戻す。その記憶とは、自分がかつて日本人・霧島景久であり、VRMMO『Break Force Online』へのログイン中に死亡したこと。そして、その『BFO』の世界では『テオドール』を自キャラとしてプレイしていたことだった。前世の記憶と共に魔法の使い方も思い出したテオドールは、自らの成長と転生した世界の謎を探るため、従者の少女グレイスと共に家を出て、迷宮都市タームウィルズへと旅立つ。広大な迷宮を抱える異世界を舞台に、異界の記憶を持つ少年の冒険の日々がいま始まる。転生×魔法バトルファンタジー。