著者 : 尾崎一雄
暢気眼鏡 虫のいろいろ 他十三篇暢気眼鏡 虫のいろいろ 他十三篇
暢気眼鏡 芳 兵 衛 燈火管制 玄関風呂 父祖の地 落 梅 虫のいろいろ 美しい墓地からの眺め 瘦せた雄雞 山口剛先生 石 松 風 蜜蜂が降る 蜂と老人 日の沈む場所 解 説(高橋英夫) 初出一覧
まぼろしの記/虫も樹もまぼろしの記/虫も樹も
父祖の地小田原下曽我で、病を克服し、自然と交流する日々。野間文芸賞受賞の名作「まぼろしの記」をはじめとする、尾崎一雄最晩年の代表的中短篇、「春の色」「退職の願い」「朝の焚火」「虫も樹も」「花ぐもり」「梅雨あけ」、さらに、「楠ノ木の箱」計8篇を収録。危うい“生”と理不尽な“死”を、透徹した静寂さの上に浮彫りにした深い感動を呼ぶ名篇。
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