二人の日本人女性への追慕の情を通して描く大正期のニッポン。ポルトガル人作家モラエス生誕150周年記念出版。
詩人ペソアの異名者が彷徨するリスボン・1936年の日々…ノーベル賞作家が歴史の転換点を描くテクスト性を秘めた幻想小説。
なぜニッポンに住み、徳島の地に果てたのか…。今、明らかになる、その愛憎劇と祖国を捨てた文豪の生き方。本邦初訳。
31年間、母国へ帰ることなく徳島の地で果てた作家が、1910年から1929年までの20年間、妹へ綴った絵葉書。孤高の文豪モラエスが肌で触れた明治大正昭和のニッポン。