著者 : 岡村隆
泥河の果てまで泥河の果てまで
スリランカのジャングルで遺跡を捜す日本人「おれ」は、報酬につられて危険な仕事を引き受けた。革命組織の男女をつれて政府軍の包囲を突破し、密林の奥にあるゲリラ基地へと潜入するのだ。しかも男のほうは、なんと日本人だった。ワニがひそむ河をカヌーで進み、野象が咆哮する大地を駆けるーそして襲いくる、謎の追跡者の銃弾。血の民族抗争に燃えるインド洋の島を舞台に、冒険小説の新たな旗手が放つ大迫力の長篇。
狩人たちの海狩人たちの海
インド洋の楽園モルディブに突然起きたクーデター。民俗学の研究者だった小谷恵治は、恋人マリアンが家族共々、友人でありながら実はクーデター工作員だったシータに殺されたことを知る。仇を追って、老人と少年をクルーに危険な海へ乗り出していく恵治、本意でない結果に苦しみながら仲間と逃亡を図るシータ-。青い珊瑚礁の海に、追う者と追われる者の闘いのドラマが炸裂する。迫力あふれる青春冒険小説。
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