著者 : 岩城裕明
三丁目の地獄工場(1)三丁目の地獄工場(1)
「代わりましょうか?」仕事に疲れ果てていた私は、居酒屋で謎の男に声をかけられ、ヤケクソで「代われるもんならね」と応えてしまう。気がつくと本当に男と入れ替わり、毎朝“地獄”に出勤するはめにー「地獄工場」。片足を異常な長さに改造されてしまった男が見た世界とは?-「怪人村」。死者を漬けると数日後に蘇るという瓶に、女の子の死体を漬けこんだ僕ー「女瓶」ほか、不条理の天才が描く、世にも奇妙な5つの恐怖。
煉獄ふたり 優しい幽霊はコンビニにいる煉獄ふたり 優しい幽霊はコンビニにいる
親友と喧嘩した日に事故死した女子高生。妹の成長を永遠に見守りたいと願う兄。廃ビルで怪奇現象を上演する幽霊劇団ー。死してもなお、「煉獄」で思い惑う幽霊たちは、生者とかかわるために、便利屋の幽霊・キリンとアオバのコンビに助けを請う。その依頼と引き換えに、成仏させられてしまうとは知らずに…。日本ホラー小説大賞佳作受賞の新鋭がおくる、おかしくも切ない幽霊譚。
牛家牛家
ゴミ屋敷にはなんでもあるんだよ。ゴミ屋敷なめんなー特殊清掃員の俺は、ある一軒家の清掃をすることに、期間は2日。しかし、ゴミで溢れる屋内では、いてはならないモノが出現したり、掃除したはずが一晩で元に戻っていたり。しかも家では、病んだ妻が、赤子のビニール人形を食卓に並べる。これは夢か現実かー表題作ほか、狂おしいほど純粋な親子愛を切なく描く「瓶人」を収録した、衝撃の日本ホラー小説大賞佳作!
ようこそ、ロバの目の世界へ。ようこそ、ロバの目の世界へ。
僕がよくボーッとするのは、断じてエロい妄想をしているからではない。この目に映る“奴ら”へのリアクションを、必死でこらえているだけなのだー。第6回流水大賞優秀賞受賞作。“ロバの目”を持つ少年・スバルが遭遇する、最高にハードな夏休み。
PREV1NEXT