著者 : 巖本英利
突如、魔物が出現を始め、東京は静かに日常を蝕まれつつあった……。 そんななか、超人的な力に目覚めた後藤静香は、持ち前の度胸とポジティブさで、魔物との戦いを重ねながら来たるべき終末へ(けっこう気ままに)備えていた。 徐々に強力な魔物が出現するようになり、後藤は渋谷スクランブル交差点で成体ギズモとの命がけの決戦を制したが、その映像を通じ世間はついに魔物の存在を知ることとなった。 日常が壊れつつあるなかでも、後藤は元同僚・雨竜千草とともに、さらなる魔物狩り&能力強化を繰り返し、警察ともつかず離れずの良好な協力関係を築いていた。 意外と気楽な非日常生活を送る二人の前に、新種の魔物、そして凶悪な“能力者”が立ちはだかる……! 規格外ヒロインのバトル&サスペンス活劇、激戦と熱情の第2弾!
マルーク王国、シュトラウト公国を瞬く間に殲滅せしめた蟲の女王・グレビレア。 彼女は、シュトラウト公国の湾岸部にちょっかいを出してくる賊に興味を示す。彼等の正体は、公国近海で略奪行為を行う女海賊・イザベルとその一味であった。海賊たちは「アトランティカ」という共同体を成しており、その戦力は馬鹿にはできない。 グレビレアはイザベルと結託し、海上戦力の強化をはかる。これは、すみやかに第三の目標「フランツ教皇国」を攻め入るための布石だーー。
会社員の後藤静華は、昼間の商店街に突如現れた通り魔に刺され、瀕死の重傷を負う。その瞬間、頭の中に鳴り響くのは…… 《他者から倒されました。消滅カウントダウンを開始します》 「夜の案内者(ガイダンス)」の導きにより命を取り留め、常人には持ち得ない能力に目覚めた後藤。そして、世界はその瞬間から異界との繋がりを持ち、徐々に魔物が出現を始めた……。 滅びの気配が忍び寄る東京で魔物への対抗を決意した後藤は、あっけらかんと即・脱サラ。持ち前のポジティブさで、あくまで気楽に、大胆に。レベルアップや武器作り、そして来るべき終末サバイバル生活に心トキめかせながら戦いに身を投じていく! 「小説家になろう」発・豪快奔放な規格外ヒロインのバトル&サスペンス活劇、(気ままに)開幕!! 早くもコミカライズも決定!!!
西の雄、マルーク王国を瞬く間に殲滅、占拠したアラクネア。これを率いる女王・グレビレアは、諸国殲滅の近道のためシュトラウト公国に狙いを定める。精鋭を引き連れ、山路から港湾都市マリーンに侵入するグレビレアたち。彼女らは国の特徴、地形などをこと細かに探るため、意図的に「冒険者ギルド」に登録をする。日々、グリフォンやマンティコアなどの強獣を倒しながら、シュトラウト公国の首を掻き切る爪を研ぐーー。 西の雄、マルーク王国を瞬く間に殲滅、占拠したアラクネア。この軍勢を率いるのは、現世から転生してきた女王・グレビレアである。彼女は現世ではごく普通の女子大生だったが、不可思議な現象により、ネットでプレイしていたリアルタイム・ストラテジーゲーム世界にそっくりな異世界に身を置くことになった。 ゲームの中で一目置かれるほど“戦略”に長けていた彼女は、異世界での侵略戦争にも惜しみなく才を発揮していく。 彼女は諸国殲滅の近道のため、シュトラウト公国の駆逐に狙いを定める。速やかに防衛網を叩くため、精鋭を引き連れ山路から首都シュトラウト公国の港湾都市・マリーンに侵入するグレビレアたち。彼女らは国の特徴、地形などをこと細かに探るため、意図的に自らを「冒険者ギルド」に登録をする。女王とその配下たちは、日々、グリフォンやマンティコアなどの強獣を倒しながら、シュトラウト公国の首を掻き切るための爪を研ぐのだーー。 第2巻では 北の貿易国家へ 冒険者ギルド 社交界 大陸諸国会議 動き出すものたち 粛清 夢うつつ 葛藤 騎兵 海という怪物 簒奪の末路 誘惑と助言 シュトラウトの衝撃 の、計13章を収録。 アラクネアの圧倒的な「暴」の前に竦む者、また策略を巡らす者、さまざまな人の想いが交錯しては爆ぜる今巻もまた傑作。くれぐれもお見逃しなく……。
とあるストラテジーゲームで悪の陣営「アラクネア」を好み使用していた主人公。ある日、自分がゲームの中にそっくりな異世界にいることに気付く。ゲームとはやや異なる部分があるが、プレイ内容通り主人公はアラクネアを率いる立場にいた。配下の蟲たちは主人公を女王と称え「我らに勝利を」と冀求する。やがて主人公は熱に浮かされたように蹂躙虐殺を経て隣国に攻め入る。それこそ現実世界でゲームをプレイしていたようにーー。 とあるリアルタイム・ストラテジーゲームで、悪の属性である陣営「アラクネア」を好んで使用していた主人公の女子大生。ある日、自分がゲームの中にそっくりな異世界にいることに気付く。しかも身体は14歳程度に若返っていた。加えて、ゲームとはやや異なる部分があるものの、ゲームのプレイ内容と同じようにアラクネアを率いる立場にいた。 配下の蟲ーースワームたちは主人公を女王と称え、しきりに「我らに勝利を」と冀求する。戸惑いながらも主人公は、生きていくためにスワームたちを育て、近隣の村に住まうエルフたちと友好的な関係を築く。しかし、森に出入りする奴隷商人にスワームを殺されたことと、エルフの村が人間の騎士団に焼き討ちにあったことで、主人公は近隣の町の蹂躙虐殺を経て騎士団を派遣してきた隣国に攻め入ることを決める。全ては報復のためだ。 いやーーこれは異世界の国々を蹂躙する口実だ。少女は女王として立ち、残虐な戦争を開始する。その手腕はまさに手練れのそれだった。それこそ現実世界でゲームをプレイしていたような苛烈ささえあったーー。 本書では プロローグ 現状確認 プランB 報復に向けて 自然な流血 エルフ村の惨劇 マルーク王国 リーンの戦い 肉団子 アーリル川の戦い 王国の終焉 燻る炎 変異 の計十三章を収録。 見目麗しい女王による、熾烈かつ鮮烈な殲滅戦をご堪能あれ。
呪いの映画VS.霊捜研! 出演者が必ず死ぬ映画の謎に、心霊科学が挑む。映画監督・小平千手が撮影する映画『生きている人達』シリーズの出演者が次々にバラバラ死体で発見された。陰陽師にして心霊科学捜査官の御陵清太郎と捜査零課の刑事・音名井高潔が捜査に乗り出すが、謎は深まるばかり。無情にも新作の撮影が続行されるなか、次の犠牲者を防ぐために霊捜研の研究員・曳月柩が出した意外な提案とは!? シリーズ第2弾! 呪いの映画VS.霊捜研! 出演者が必ず死ぬ映画の謎に、心霊科学が挑む。 映画監督・小平千手が撮影する映画『生きている人達』シリーズの出演者が次々にバラバラ死体で発見された。映画にかけられた呪いなのか。陰陽師にして心霊科学捜査官の御陵清太郎(みささぎせいたろう)と捜査零課の刑事・音名井高潔(おとないたかきよ)が捜査に乗り出すが、謎は深まるばかり。無情にも新作の撮影が続行されるなか、次の犠牲者を防ぐために霊捜研の研究員・曳月柩(ひきつきひつぎ)が出したとんでもない提案とは・・・!? 進化する鬼才・柴田勝家が贈る、SF+ミステリの最先端! 心霊捜査ミステリ第2弾! プロローグ 第一章──二本の右腕 第二章──サバイバーズ 第三章──池の底より 第四章──キメラ 第五章──シシュフォスの孫 エピローグ
『天照』--それは、若く、まばゆく、常夜を照らす、光のむすめ。 隻眼の女子高生、火野坂暁が迷い込んだのは、真っ暗な異世界だった。 窮地を救ってくれた英国紳士のミニ・クーパーや〈良い飴屋〉と名乗る男が率いるヒガシ町の男達と共に、自分の命を執拗に狙うニシ町と戦うことになった暁。 決して明けぬ夜空の下に渦巻くのは、〈ニシ町〉の男達の欲望、〈ヒガシ町〉の男達の哀しみ、そして途方もない〈絶望〉の影。 そして、この国で唯一の女ーー『天照』の本当の役割を教えられた時、彼女はある決断をするーー。 「わたし、誰にもいなくなってほしくない。みんなといっしょに生きていたい」
詐欺、横領、脱税、振り込め詐欺といった犯罪収益が資金洗浄される前に回収することを専門とする政府委託の部署『特殊債権回収室』-通称“トクシュー”。新たに発生した20億円の犯罪収益回収の傍ら、姿を消した前室長・馬酔木の行方を追う彼らのもとに、内閣情報調査室所属の鷺を名乗る男が、馬酔木の情報と交換に、仕事の依頼を持ちかける。その依頼は、とある新興宗教の調査と、存在するはずのない『無記名10億ドル米国債券』の回収だったー。調査に乗り出すトクシュー一同。詐欺、闇金、米国債、新興宗教、仮想通貨、資金洗浄。全ての点が線で結ばれるとき、世界は新たな局面を迎えるー。
異能力“音支配”を発現した神谷風人は、悪の組織『アノニマス』に所属し、死音と名乗りを上げた。パートナーのロールと任務を遂行しながら、かりそめの日常を生きる死音のもとに、自衛軍基地を壊滅させる任務が言い渡される。ボスのハイド、詩道と共に任務をこなしていく死音だったが、親友である御堂弦気が死音の前に現れー。なんとか撤退に成功するも、弦気が抱えていた秘密にショックを隠しきれない死音は、さらなる任務につくことに。それは、かつてボスの右腕であった“闇支配”宵闇を組織に復帰させることで…!?闇の世界に躍り出す現代異能アクション、第2巻!
40億の横領の疑いを掛けられた会計士は、拘置所で自らの運命を呪っていた。身に覚えの無い罪で捕らえられた男の前に、白髪で車椅子に乗った青年が現れ、告げる。「私は、あなたを救うことができます」と。その言葉に縋った男は、青年に新たな名前を与えられ、詐欺、横領、脱税、振り込め詐欺といった犯罪収益が資金洗浄される前に回収することを専門とする政府委託の部署『特殊債権回収室』-通称“トクシュー”に勤めることとなる。だが、そこに集められたのは皆、元犯罪者…罪を『犯した』側の人間だったー。