著者 : 志茂田景樹
隻眼の勇者、伊達政宗が秀吉に反旗をひるがえし、南下を開始した。天下平定を目前にした秀吉の喉もとに政宗の牙が迫る。かつてない大激戦が日本国を揺るがす。江戸、関ヶ原、山陽道を血に染めて、秀吉が逃げる、政宗が追う。天下統一を狙う独眼竜の野望。ベストセラー作家、志茂田景樹がその激烈なタッチで書下ろす歴史if長編。戦国ファン待望のシミュレーション・ウォー、ここに実現。
ロシア革命直後、密かに日本へ持ち込まれたというロマノフ王朝の秘宝を狙って、ふたつのスパイ組織が日本に潜入した。敵の正体は、クーデター失敗後のKGBから分かれた〈ロシア共和国GA〉と超保守派の〈ソユーズ〉。共和国内での実権を握るための活動資金として、金塊奪還を企てたのだ。敵同士の暗闇に巻き込まれた秘密特務官・梨香は自らも金塊の捜索に着手、ついに東京湾に眠る秘宝を発見する。だがそこで待ち受けていたのは、同時に金塊へたどり着いていた敵組織とのみつどもえの海底戦だった…。
世界初の女性警視総監誕生、美貌の弁護士・鳳美雪は、新首相の強い要請でいきなりトップに。だからといって、椅子に座ってられる性分じゃない。政界、証券界、ギャルに人気のスモウ界をまきこんでの殺人事件が発生。男装したり、女の魅力をふりまいたりで、現場捜査にのりだした。-人気大爆発、まだまだ続く「孔雀警視シリーズ」の姉妹シリーズ、開始第1弾。
南朝の京都回復のために影の軍団・多聞党を使い、足利家内部を撹乱する親房。その心には若くして戦場に散ったわが子顕家のおもかげが常によぎる-。公卿でありながら、武将であり、軍師であり、冷徹な経営家でもあった親房の炎の生涯を描く。
「満たされないわ。満たされないわ」すべてに恵まれていて、思う存分自由奔放に生きている孔雀警視が、突如、結婚願望におそわれた。すかさずつけ入ったのは、何やらいわくありげな精神科医。三人の妻が死ぬたびに、多額の保険金を受け取っていた男、しっかりしろ笙子。虎田警視監の命を受け、笙子の恋人ヒロシは初秋の北海道へ飛ぶ。超人気シリーズ第21弾。
頭がよすぎて東大法学部を中退した青年弁護士赤井衛太。ファッションモデルふうのおしゃれな着こなし、トマト大好きのベジタリアン。こんなカッコイイ弁護士、いままで日本にいなかった-。保険金殺人犯の無罪判決に疑問をいだいた衛太が、被害者のために真実をあばく。
川本首相の別荘に、美貌のロシア人が侵入した。女は来日中のファッション・モデル・ボロゾーワ。総理府特別審理室は彼女をスパイと断定、秘密特務官・九条梨香に追跡を命じた。だが直後から、梨香の身辺は謎の男たちに脅かされ始めた。特別審理室の情報網を駆使し、彼らがキューバのスパイであることを突き止めた梨香は、同時に、ソ連、キューバ両国の目的が、日本の中心的財界人四人の抹殺にあることを知る。計画を阻止し、暗殺計画の裏にある真の目的を暴け!書下ろし長篇官能ハードバイオレンス-秘密特務官・九条梨香シリーズ第三弾。
86のバストを震わせて竜子は怒った。恋人春彦と美人美容師の密会写真を前にして、「ヘアデザイナーの取材だなんて大ウソなのね。」職権乱用なんのその、新宿中央署の総力あげて二人をマーク。ところが春彦誘拐を告げる電話がとび込んで。春彦が掴んだ美容界の黒い陰謀とは?ご存知ボディコン竜子の名推理。
あたし、ミッキー。好奇心おうせいで、事件大好きの高校2年生。ボーイフレンドもいっぱいいて、けっこうモテるんだ。でも、ほんとうに好きなのは、白桐学園のプリンス・ヒロスケくん。大変!ヒロスケくんが行方不明!ぜったいあたしが、ヒロスケくんをさがし出す。
東京・西麻布で中国人男性が刺殺された。犯人は女二人組、いずれもベトナム難民を装った中国人で、一人は北京天安門事件の陰の美人闘士だった。虎田警視監の特命を受けた快海警部は、中国人難民に変装し、事件解明に乗り出したが、その矢先、またも中国人女性が殺害された。やがて捜査線上に、天安門のマドンナの日本潜入に絡んだ巨大な陰謀が浮かび上がった…。東大卒の特命警部快海が、得意の中国語を駆使して、恋に、難事件に挑む、絶好調“快海シリーズ”第5弾。
参院選の大敗で、国民自由党は美人ゴルファー川井奈尾子をマドンナ候補にすえた。ところが、彼女は失踪!孔雀警視・笙子は特命をうけ、奈尾子になりすまして逃避行を開始した。-逃げる孔雀、襲いかかる怪しい一群!道連れが、美形、ハイセンス、頭脳明晰とあって、またも笙子の体がうずく。痛快シリーズ第15弾。
豪邸を建て、子どもは一流校へ。しかし一家団欒の夢は、妻が金属バットで何者かに殺されて吹き飛んだ。迷宮入り事件になる寸前、中年の元刑事がつきとめた真相とは?(表題作)…信州の旧家にまつわる猟奇事件、ホモセクシュアル、青年の暗い怒り…現代の〈奇〉なる部分に焦点をあて、想像力を無限に飛翔させた傑作集。
桜田門の警視庁前で、警部鳥居快海は、名にしおう孔雀警視こと扇野笙子の撮影会に出くわした。異変はその直後に起こった。凶弾が笙子をかすめ飛び、「事件から手を引かなければ笙子を殺す」と警視庁に脅迫電話がかかってきたのだ。早速、快海が笙子のボディーガード兼捜査助手を仰せつかったが、笙子はライバル快海に挑戦状をたたきつけた。男殺しの艶やかな孔雀警視と、女殺しのマイペース男快海のどちらに軍配が上がるのか…。新展開の“快海”シリーズ第4弾。
初めに不二銀行常務など2人、次に相沢興産社長ら3人を殺す。こうしておいて残りの巨悪に疑心暗鬼を起こさせ、第3段階で経団盟会長と蔵相を、第4段階で警視総監を屠る。そして最後に帝国リクルートアトラスの会長に制裁を!闇の死刑執行人たちはかくて暗躍する。-死して死!著者会心の秘拳仕置人シリーズ。