著者 : 斎藤兆史
英仏文学戦記英仏文学戦記
オースティン『高慢と偏見』×スタンダール『赤と黒』、ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』×フローベール『ボヴァリー夫人』、ナイポール『ある放浪者の半生』『魔法の種』×ウエルベック『素粒子』…イギリス小説とフランス小説が理屈抜きにどれだけ面白いか?19〜20世紀の古典的作品でこれぞというものをぶつけあい、読み比べてみたらどうだろう?文学者・翻訳家として活躍するふたりが12の名作を読解し、その魅力を語り尽くす。読むことの生き生きとした愉しさを伝える文学対談。
ここだけの話ここだけの話
常に小説の新境地を開くジュリアン・バーンズの最新作。今回は登場人物がすべて読者に直接語りかけるという斬新なスタイルがとられる。高校時代からの親友で何から何まで対照的な性格の2人の男が、ひとりの女性をめぐって恋の鞘当て。バーンズ独特の皮肉な視点で描く愛のゆくえ。フェミナ賞受賞。
コペルニクス博士コペルニクス博士
死の直前に刊行された『天球の回転について』によって近世の宇宙観に大革命をもたらした地動説の主唱者、コペルニクス。だが果たして彼は真の宇宙像を表し得たのか?アイルランド・ポストモダン文学の旗手がさまざまな仕掛けをめぐらして描く新感覚の伝記小説は、読者を知的興奮の渦に巻き込む。
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