著者 : 新堂冬樹
復讐代行屋・幸福企画は人の幸せを破壊することだけが生きがいの男たちが集まっている。餌を手に入れるためなら、軽蔑されることなど屁でもない誰よりも金を愛する小ずるく卑しい嫌われ者。「溝鼠」と呼ばれる鷹場英一。ノアールの極致。
水島月菜と夫・良城は結婚八年目。表向きは仲睦まじく見える二人だが、実は大きな悩みを抱えていた。強迫的な潔癖症を患い、夫は月菜に直に触れることさえできないのだ。ある日、月菜は書店を訪れた青年・克麻と知り合う。少しずつ克麻に惹かれていくのを自覚する月菜。しかし、彼もまた、深刻な悩みを抱えていた…。
瀕死の子犬を偶然拾った深雪は、“忘れ雪に願いをかければ必ず叶う”という祖母の教えを信じて、子犬の回復を願った。そこへ獣医を目指す桜木が通りかかり子犬を治してしまった。忘れ雪の力は本当だったのだ!不思議な力に導かれて出会ったふたりは、次第に惹かれあってゆく。やがて別れの時を迎えた深雪と桜木は、“7年後の同じ時間、同じ場所”での再会を約束するが…。愛しているのにすれ違うふたりの、美しくも儚い純愛物語。
迷惑な妄想逆ギレ男が、夫の帰りを正座して待つ壊れた妻が、生き地獄を味わう可憐な美少女が、虐待される寝たきり老人が、自己の中心で愛を叫ぶ!勝手気ままに狼藉の限りを尽くす面々をあなたは愛せるか!エンターテインメントの旗手・新堂冬樹が「ここまで書くか!」とばかりに練り上げた、強烈すぎるキャラクターと刺激的なストーリー。
黒鷲??不良債務者を地の果てまでも追いつめる黒木を誰もがそう呼んだが、彼の眼前で婚約者が凌辱され、凋落した。二年後、レイプ犯の写真を偶然目にし、再び黒鷲となって復讐を誓う!
黒鷲??不良債務者を地の果てまでも追いつめる黒木を誰もがそう呼んだが、彼の眼前で婚約者が凌辱され、凋落した。二年後、レイプ犯の写真を偶然目にし、再び黒鷲となって復讐を誓う!
闇の世界の支配者となるべく謀略を巡らせ、暴力とカネで禿鷹のごとく敵を食い尽し、のし上がっていく加賀篤。だが、大金と権力を手中に収めたとき、悲劇と崩壊は始まり、この世界を支配する真実の「闇の貴族」が姿を現す!金融と裏社会の修羅を生き抜いた著者が、世紀末に贈る悪漢小説。驚愕の破壊的一作。