著者 : 有栖川有栖
スウェーデン館の謎スウェーデン館の謎
有栖と火村の名コンビ、国名シリーズ第2弾! スウェーデン館と呼ばれるログハウスに招かれた有栖川有栖が遭遇した驚愕の殺人事件! フラッシュ・バック 第一章 「童話作家の館なんですよ」 第二章 「それが不可解でして……」 第三章 「このパズルは簡単そうで解けない」
月光ゲーム月光ゲーム
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々-江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。
ダリの繭ダリの繭
幻想を愛し、奇行で知られたシュール、リアリズムの巨人ーサルバドール・ダリ。宝飾デザインも手掛けた、この天才の心酔者で知られる宝石チェーン社長が神戸の別邸で殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない。そして他にも多くの不可解な点が…。事件解決に立ち上った推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生が難解なダイイングメッセージに挑む。ミステリー界の旗手が綴る究極のパズラー。
双頭の悪魔双頭の悪魔
クイーンばりのロジックで密閉状況における推理問題に挑戦しつづける江神二郎。彼を主人公にしたこのシリーズも、本書で三作目。クイーンでいえば、著者がこの敬愛する先人の作品の中でイチオシの『オランダ靴の謎』に相当します。第3回鮎川哲也賞受賞作。