著者 : 李聖和
ワーキングホリデーで訪れたオーストラリア。「シャーリー」だけが入れるクラブがあるって知って、興味津々訪ねてみたら、そこには白髪のおばあさんたちが。そうしたら…背の高い、東洋人とも西洋人とも、女とも男ともつかない彼が…。「誰を探してるの?」って“完璧な紫色の声”で呼びかけてきて…。この出会いって、運命?それとも偶然なの?差別に傷つき、アイデンティティに迷い、そして恋に奮闘して…。人種や世代を超えて痛みや喜びを分かちあうピュアな“愛”の物語。
私たちは共に、絶えず声を上げ、 お互いを思いやり、 しっかりと手を携えて生きていける 韓国SFの話題作『となりのヨンヒさん』著者チョン・ソヨンによる初の邦訳エッセイ集 「この社会で女性として生きるには、 絶えず自分を奮い立たせなければならない。 自分の発するほぼすべての社会的発言に「女だから」という フィルターをかけられることを覚悟しなければならない。 韓国で発言する女性として生きるということは、 そんな覚悟を持って、それでも次の世代のために 女性の居場所をひとつでも多く確保できるように、 発言し、主張し続けるということだ。 世間が耳を傾けずにはいられなくなるまで」 ーー本書より はじめに 第一部 信念を軽んじる世界で 第二部 発言する女性として生きるということ 第三部 私たちが物語になるとき 終わりに これが私の遺言 日本の読者の皆様へ 訳者あとがき
あれが私の人生の決定的な場面だったのではないだろうかーー。 ソウルの再開発地区で過ごした少女時代を回想しつつ、忘れかけていた出来事や当時は気付けなかった感情をそっと取り出し、静かに見守る繊細な物語。 【韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション】 翻訳家きむ ふなが今お勧めする作家の深い余韻と新たな発見を感じさせる短編を、日本語と韓国語の2言語で紹介する新シリーズ。 人気アナウンサーによる韓国語の朗読をYouTubeで聴くことも可能です。 CUON YouTube チャンネル https://www.youtube.com/user/cuonbooks