著者 : 松井みどり
ニューヨーク市の目の前、ハドソン川に浮かぶかつての移民の島・エリス島に、歴史記念物のパトロールで転勤したアンナ。病の癒えつつある姉の見舞いを兼ねてニューヨークを訪れた彼女は、自由の女神の島で、一人の少女が転落死したのに遭遇する。かつてアンナの恋人だったFBIのフレデリックは姉に心を移し、落ちこんでいた彼女は地下鉄で何者かに命を狙われる。四面楚歌の中で少女の死から、その真相を探ろうとする彼女が見つけた恐るべき犯罪計画とは…。全米で大人気の女流作家のアウトドア・ミステリ最新作。
ステラは42歳、だけど美貌も体型も若い娘に負けてない。結婚にはウンザリしたから、離婚して息子と二人暮らし。仕事も順調、でもずっと全速力で走ってきたから、疲れちゃった。だから思い切ってひとりジャマイカへ行ったの。そこで出会ったのはさわやかな地元の青年。親子ほど歳は違うけど、お互い魅かれあってそしてー。『ため息つかせて』の著者がお届けする元気のでる恋愛小説。
ミルドレッドは27歳の時に飲んだくれの暴力亭主に見切りをつけて、女手ひとつで五人の子供たちを育てている。人に頭を下げるのは大嫌い。気の強さは誰にも負けない。まだ若くてセクシーで、いつか理想の男性に出会いたいと思うけど、今は命より大切な子供たちのために、たとえ盗みだって何だってー。『ため息つかせて』の著者が、パワフルでタフな愛すべきママを描いた自伝的小説。
愛なんて、くつ下みたいなものだわ。ずっとペアだと思っていたのに、ある日突然、片っぽだけになっちゃうんだから…。ショッピング、スポーツ・クラブ、テレフォン・セックス、ニュー・エイジ、不倫、ロックン・ロール、バイ・セクシャル、ヴェジタリアン…。恋にお悩みの人はもちろん、お悩みでない人にも贈る、最高に元気が出る90年代の恋愛小説。
私はゾラ、もうすぐ30歳。今度こそ一生続く恋がしたい。そして本気で歌の勉強をするつもり。ところがある日、フランクリンに出会ってしまった。彼こそ私が求めていた人。でも…。生活環境も、職業もまったく違うふたりが、出会った瞬間恋に落ちてしまった。人はどこまで人を愛することができるのか、愛する人のために何ができるのかー女と男のホンネで描いた新しい恋愛小説。
精子バンク・人工受精・代理母・養子縁組…様々な方法で子どもをもった人々が、カウンセラーのバーバラのもとに集まった。彼らの抱える問題とは、そして、その子どもたちの未来はどうなるのか。笑いありホロリありベッドシーンあり、軽快なタッチの長篇小説。
もう何年も恋らしい恋をしていないサバンナ。離婚したてのバーナディン。いつも男にだまされるロビン。仕事と息子だけが生きがいのグロリア。アリゾナ州フェニックスに住む、パワフルで、シニカルで、ファニーでタフな4人の主人公たち。’90年代の都会に生きる大人の女たちのホンネを辛辣なユーモアをまじえてリアルに描き、全世界の女性から共感をもって迎えられたベストセラー小説。
恋のゲームに熱中するほど若くはないけれど、あきらめの境地にはまだまだ。ようやく男というものの正体が見えはじめてきた年頃のサバンナ、バーナディン、ロビン、グロリア。人生を思い切り生きている彼女たちの、友情、恋愛、結婚、仕事ーあけすけなおしゃべりや、ひそやかなため息、威勢のいい啖呵、ホロッとくる愛の告白などをコミカルに綴った28編のオムニバス・ストーリー。