著者 : 林啓恵
アメリカ大統領の息子とイギリス王子が恋に落ちたら…。全世界にカミングアウト後、二人が始める静かな生活をヘンリー視点で振り返って描く新章を追加した特別編集版。
航空輸送専門のパイロット、ライ。未曽有の濃霧が立ち込める中、不審な黒い箱を運ぶが、着陸直前に何者かの妨害を受けて、墜落してしまう。その現場にやってきたのは、女性医師のブリン。黒い箱の早期回収にこだわる彼女がひた隠しにする事情とは何なのか?一方、箱の中身のためなら手段を選ばない者が他にもいて、ブリンを執拗に追うのだった…。二転三転と展開する、五里霧中サスペンス。
FBI特別捜査官のシャーロックは、ニューヨークの空港で手榴弾を投げようとしていた男を取り押さえるが、その直後、市内の教会で時限爆弾が見つかった。ふたつのテロ未遂事件の関連を探ろうと、FBIは空港で捉えた男を調べるが、男は単なるジャーナリストで、テロリストから妻子の命と引き換えに犯行を強要されたと判明する。その頃、シャーロックの夫サビッチはある殺人事件の捜査に取りかかっていたが、奇妙なことに犯人には犯行時の記憶がなかった。凄惨な事件の背景には複雑に絡み合った事実が…。
拉致監禁犯の男とその被害者のあいだにできた娘ーそれがわたしだ。原野の沼地で生き抜く術を熟知した父を太陽のように崇めながら、12歳まで電気も水道もない小屋で育った。そう、あの日までは。そして今日、終身刑の父が看守を殺して逃走した。父を捕まえられる人間がいるとしたら、父から手ほどきを受けたわたし以外にいない。父と娘の緊迫の心理戦、究極のサバイバルゲームがいま始まる!
25年前に起きたホテル爆破事件。その救出劇で一躍、国民的な英雄となった“少佐”を、取材することになったテレビ局リポーターのケーラ。彼女には、3年前に隠遁した彼を公衆の面前に引き出す、ある秘密があった。晴れて取材は成功。しかし、その直後、二人は銃撃される。少佐の息子、ジョンは拉致するようにしてケーラを保護し、銃撃事件の真相を追おうとするが…。興奮度MAXのサスペンス!
場末の酒場で射殺事件発生。現場から、顔に傷のある男と地元の会社経営者ジョーディが姿をくらました。捜査の結果、死んだ男は殺し屋だったことが判明。警察は、現場から消えた二人の行方を追う。一方、ジョーディは、顔に傷のある男に拘束され、緊迫の夜を過ごしていた。正体不明のこの男の目的は何なのか?ついに、決死の行動に出たジョーディだったが…。どんでん返し連発サスペンス!
売れない小説家ポールはある日、成功した同級生に再会し、裕福な弁護士アリスを紹介される。彼女に取り入ろうと人気作家を装い、嘘を重ねていくポール。まんまとギリシャの別荘に招かれたもののレイプ事件が発生し、警察に嗅ぎ廻られることに。10年前に起きた未解決の少女失踪事件の際も彼は島にいたのだ。嘘の山に足をすくわれ突如容疑者となったポールの休暇は悪夢の一途を辿り始め…。
「これがお前への報いだ」。FBI捜査官サビッチのもとに謎のメッセージが届いた夜、友人の連邦判事ラムジーが狙撃され重傷を負った。サビッチ夫妻はサンフランシスコへ駆けつけ、ラムジーが裁判を担当していたある事件の存在を知る。容疑者夫妻が自供せず、公判前には担当検事補が行方不明となっていたのだ。そんな中、入院中のラムジーが再度銃撃される。連邦保安官助手イブはFBI捜査官ハリーと組んで捜査にあたり、互いに好意を抱いていくが、その後も犯人による狙撃は続き…?
頭に大怪我をしたエモリーが目覚めたのは、見知らぬ男の山小屋の中。悪天候に下山を阻まれた彼女は、名前すら教えてくれないこの男と数日を過ごすことになる。その間、エモリーが見つけた血液と頭髪のついた石や、静かな男の暴力的な一面。男は一体、何者なのか?何故、自分は怪我をしたのか?数日後、無事帰宅したエモリーのもとに、再び男が現れて…。どんでん返しの連続に息が抜けない、極上のサスペンス!
若い女性を狙った連続絞殺事件が発生。FBIのサビッチは若手捜査官のルーシーとクープを担当させる。そんな矢先、ルーシーの父親が急死。遺された謎の言葉から、封印された一家の秘密の扉が開きだす。22年前の祖父失踪の真相とはー?一方、全米各地で繰り返される悲劇に捜査は難航するが、DNA鑑定の結果、犯人は稀代の連続殺人鬼テッド・バンディの子供だと判明した。FBIをあざ笑うかのように犯行を重ねる殺人鬼はサビッチを狙撃。不意を衝かれた彼はその場にくずおれるが…!?
従軍取材で疲弊しきったドーソン・スコット。名付け親ゲイリーの依頼で、40年間姿をくらましている過激派ウィンガートを探すため、彼の息子と思われる男、ジェレミーを追う。ドーソンはジェレミーの元妻アメリアに接近、彼女とその息子たちに惹かれるも、心に傷を負うドーソンには立ちはだかるものが多すぎた。そんななか、身辺に起きた不可解な出来事は、殺人事件に発展し…。サスペンスの女王の真骨頂!
18年前の嵐の日、美しくて奔放な姉が下着を剥ぎ取られ惨殺された。事件は、当時12歳の妹ベラミーの心に深い疵を残した。大人になったベラミーは過去を清算するつもりで事件を小説に綴ったが、それが予想外のベストセラーになると、彼女の身辺で次々と不気味な出来事が起きる。真相を探るため当時の姉の恋人で第一容疑者だったデントに急接近するのだが…。ラブ・サスペンスの女王、サンドラの傑作!
白昼のホテルで大富豪が殺された。事件の黒幕として容疑にあがったのは二人ー富豪の甥で映画マニアのクライトンと、画廊オーナーで富豪の愛人と目されるジュリー。図らずもこの二人に巻き込まれることになった凄腕弁護士デリクは、クライトンの映画のシーンをまねた常道を逸する行動に追い詰められていく。一方、ジュリーもまた、重大な秘密を抱えていた…。最後まで意外な展開が満載のサンドラの傑作。
テレビ報道記者のブリットが目覚めた隣には、刑事ジェイの全裸死体。前夜の記憶が全くないまま、ブリットは殺人容疑を掛けられ仕事も追われる。死ぬ直前まで、ジェイが彼女に告白しようとしていたことは何なのか?ブリットは、5年前に同様の経験をした元消防士のラリーと真相究明に乗り出すが大きな陰謀が二人の命を脅かす。ラストまで驚きの仕掛けづくしの傑作サスペンス。
前作『ウィンドローの呪い』の続編。ウィンドローの呪いは、まだ解けてなかった。ある日、ジョニーは悪い夢で目覚めた。町はずれにある古い校舎に行くと、ゼブルン・ウィンドローと名乗る黒いローブ姿の男に会う。彼はジョニーの脳に直接語りかけ、ウォーレン・ウィンドローの魂がまだ地上をさまよっている、と言う。その夜、ジョニーは昏睡状態に陥った。1880年代に材木業で財をなしたゼブルンは、ハドソン川を見下ろす小高い丘に教会と屋敷を建てた。呪いの原因は、ウィンドロー家に伝わる“契約の箱”とともに消え、ゼブルンが墓に隠したとされる“ウリムとトンミム”に関係がある、とクート教授は推測。チルダーマス教授はジョニーを救うためファーギーと教会のある町をめざした…。
旅行先で見つけた“チルダーマス時計”のなかのどくろ。以来、つぎつぎと不思議なことが起きた。どくろに触れた教授は失踪するし、一方ジョニーは毎晩、悪夢に悩まされた。神父の十字架が謎に迫る!シリーズ第2弾。