小説むすび | 著者 : 柄刀一

著者 : 柄刀一

北海道ミステリークロスマッチ北海道ミステリークロスマッチ

〈北海道ミステリークロスマッチ〉とはーー(作家・柄刀一氏序文より)  札幌圏をそれなりの本格ミステリーの北の聖地と自認しても許されるのではないか。この地に縁を結ぶ作家たちの、それぞれの新しい作品をどんどん見られないのはもったいない。小説もマンガも問わず、さらには創作も評論も問わず、ミステリーでありさえすればジャンルを超えて横断的に作品を集合させてはどうだろう。そんな広場を創ってもいいのではないかと、意見がまとまりました。  ジャンルのクロス、作品の異種混合ぶりが化学変化を起こし、新しい刺激を生み出すかもしれません。競うことも刺激の一つであろうと、年に一回の、以下のようなコンテスト形式になりました。自作を投じた有志参加者(投票のみの参加者も含む)が選評とともに一〜三位までを選び、投票し、大賞授与作品を決定する。    この掛け声のもと、北海道圏を中心としたミステリーの旗手たちが集い、2019年〜2022年まで年一回、投稿サイト「note」に作品と投票結果がまとめられ、各年の一位作品および、順位に関係なく、推薦作も含め計九編の短編を収録の運びとなりました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◎著者:  柄刀一(つかとう・はじめ)  櫻田智也 (さくらだ・ともや)  新麻聡(あらま・そう)  既晴(きせい)  千澤のり子(ちざわ・のりこ)  根本尚(ねもと・しょう)  深津十一(ふかつ・じゅういち)  松本寛大(まつもと・かんだい)  和久井清水(わくい・きよみ) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 序文          柄刀一 羽衣の鬼女       根本尚 心中トゥモロー     柄刀一 巨人の国へ       新麻聡 わたしはもう死んでいる 松本寛大 復讐計画        既晴(阿部禾律/訳) ハマナス        櫻田智也 不一致         深津十一 偽作 尼ヶ紅       和久井清水 名探偵になれなくて   千澤のり子 北海道ミステリークロスマッチ結果発表(第一回〜第四回) あとがき        柄刀一

月食館の朝と夜 奇蹟審問官アーサー月食館の朝と夜 奇蹟審問官アーサー

著者

柄刀一

出版社

講談社

発売日

2017年12月8日 発売

皆既月食が二人を消した!? 「奇蹟」の真偽を判定する奇蹟審問官アーサー・クレメンスは、世界を放浪した陶芸家・萬生こと故・五十幡典膳の館を弟の甲斐と訪れた。翌朝、皆既月食を「月宮殿」で観測していた萬生の長男・昭が遺体で見つかり、館に招かれた一人も「万物ギャラリー」にて刺殺体で発見される。推理の果てに浮かび上がるのは、館の秘密の仕掛けか、神の遊戯か? アーサーの眼前に広がるのは……!? 皆既月食が二人を消した!? 陶芸家が遺した不思議な館で見つかった遺体。 二重殺人もしくは奇蹟か?  奇蹟審問官アーサーが「月と館」の謎に挑む! 「奇蹟」の真偽を判定する奇蹟審問官アーサー・クレメンスは、 世界を放浪した陶芸家・萬生こと故・五十幡典膳の館を弟の甲斐と訪れた。 翌朝、皆既月食を「月宮殿」で観測していた萬生の長男・昭が遺体で見つかり、 館に招かれた一人も「万物ギャラリー」にて刺殺体で発見される。 推理の果てに浮かび上がるのは、館の秘密の仕掛けか、神の遊戯か?  アーサーの眼前に広がるのは……!? I 月が欠ける時に種をまけ II 月は亡霊の母であり、その隠れ家 III 月欠ける時、王を扉の後ろに横たえ…… IV 新しい月に抱かれた古い月

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