小説むすび | 著者 : 柴田よしき

著者 : 柴田よしき

アンソロジー 捨てるアンソロジー 捨てる

あなたには、捨てたいモノ、ありますか? 9人の人気女性作家が豪華競作! 心揺さぶられる9つの物語。 連作ではなく、単発でしか描けない世界があるーー 9人の人気女性作家が、それぞれの持ち味を存分に発揮し、 今大変注目を集めている「捨てる」をテーマに豪華競作! 女性作家ならではの視点で、人の心の襞をすくいとり丁寧に紡がれた9篇は、 いずれも傑作ぞろい。 さまざまな女性たちの想いが交錯する珠玉の短編小説アンソロジー。 ミステリー、ファンタジー、恋愛、家族、ホラー・・・ ●小さな女の子がどうしても捨てられない宝物の中身 ●自殺した夫が愛した植物を、どのようにして捨てるか ●祖父が捨てきれずに遺したのは、拳銃!? ●母亡き後の実家を、女一人、どう捨て整理していくか ●ゴミ出しは午後11時59分までーー不思議なゴミ捨て場 ●捨てようと思いながら持ち続けたお守りを手放した途端… ●嵐の夜、トランプの罰ゲーム。次は誰がカードを捨てるのか… ●夢を捨てるのは簡単、でも現実は…。幸せな結婚生活のはずがーー ●近所の男が捨てようとした花には、ある秘密がーー

風のベーコンサンド 高原カフェ日誌風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

出版社

文藝春秋

発売日

2018年4月10日 発売

心の痛みに効く、とびっきりのカフェご飯! 東京の出版社をやめ、百合が原高原にカフェを開業した奈穂。 かつてペンションブームに沸いたが、今はやや寂びれ気味の高原にやってきたのは、離婚を承諾しないモラハラの夫に耐えかね、自分の生活を変えるためだった。 そんな背水の陣ではじめた奈穂のカフェには、さまざまな人が訪れる──。 離れた娘を思う父、農家の嫁に疲れた女性、昔の恋に思いを残した経済アドバイザー……。 「ひよこ牧場」のバターやソーセージ、「あおぞらベーカリー」の天然酵母のパンや地元の有機野菜など、滋味溢れる食材で作られた美味しいご飯は、そんな人々に、悩みや痛みに立ち向かう力を与えれくれる。 奈穂のご飯が奇跡を起こす6つの物語。 ジューシーなチキンのコンフィとモミジイチゴをのせたベビーリーフサラダ/ 高原野菜と鶏肉のチーズクリームシチュー/特製さくさくベーコンサンド /“男前な口どけ”のイチゴ入り泡雪羹/5種類のお豆のカレー/ 蕪と水菜と胡桃のサラダ/百合根のポタージュ/薔薇のシロップに漬けたくずきり…etc. 女性を主人公に多くのベストセラーを輩出してきた著者が、自らレシピを試して「絶対においしいものだけ」がぎっしり詰まった連作集は、読者に栄養をたっぷり届けます。 解説は漫画家の野間美由紀さん。 ──人間の心の機微の中にはいつも謎が隠れている。そんな謎を優しい目線で描いたこの小説も、紛れもなく上質なミステリーなのである。(解説より) 料理研究家の高山かづえさんが作る高原カフェレシピも特別収録!

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