著者 : 桶乃かもく
スラムの孤児から一気に伯爵になった転生者のフリム。しかし王位を巡って二つの派閥が争うこの世界では、新興貴族の立場は不安定。むしろ、暗殺されるのも時間の問題!? 安心を手に入れるため勢力を拡大したいフリムは、その一環として学園に通うことに。入学試験、授業、そして研究棟でも次々と知識と魔法を披露するフリムに、先生たちも騒然!?ここでもやっぱり注目を集めてしまうが、楽しい学園生活にもフリムを狙う不穏な気配が……?
サヴィア軍幹部の襲撃に遭い意識を失った木乃香は、見知らぬ天幕の中で目を覚ます。そばにいたのは、木乃香が召喚した使役魔獣と敵国の王女ナナリィゼ。ナナリィゼが庇ったことで、木乃香はサヴィア王国の客人として丁重に扱われていた。そんな中、義父ラディアルが迎えにきて、フローライドへ帰れることになるのだが…!?
数人のクラスメイトたちと異世界に召喚された大地豊。“成長促進”のスキルを授かったようだが、「農業が発展しているこの世界で農業チートは必要ない!」と転移早々、砂漠に捨てられてしまう。行くあてもなく途方に暮れていたユタカだが、試しにスキルを発動してみると…水の木、野菜の木、調味料の木、ツリーハウスetc.規格外すぎる植物をどんどん成長させ、快適な環境を確保することに成功!モンスターを寿命まで成長促進して倒したり、スキルを使ってモグラの一族やドラゴンを救ったり…その効果範囲は植物だけでなく、あらゆる生命の成長を操る超チートスキルだったようで…!?一方、王都では穀物庫が全焼し、今こそユタカのスキルを役立てるときだとあの手この手でユタカを連れ戻そうとするが…。お荷物と見捨てられた少年が、その名の通り砂漠を豊かな大地に作り変えるまでの物語、スタート!?
スラムの路上で生きる5歳の孤児フリムはある日、日本人だった前世を思い出した。今いる世界は暴力と理不尽だらけで、味方もゼロ。あるのは「水が出せる魔法」と「現代知識」だけ。せめて屋根のあるお家ぐらいは欲しかったなぁ…。しかし、この世界にはないアイデアで職場環境を改善したり、高圧水流や除菌・消臭効果のあるオゾンを出して貴族のお屋敷をピカピカに磨いたり、さらには不可能なはずの爆発魔法まで使えて、フリムは次第に注目される存在にー!?
フローライド王国、王都の統括局で働くことになった木乃香は職場の上司であるタボタ長官にいびられながら働くも、休日には屋台で揚げ菓子を食べたり、花見をしたりとほのぼのした日々を送っていた。しかし、そんな生活も長くは続かず、タボタ長官の一存で戦争最前線の街「リュベク」へ出張を命じられてしまう。それでも前向きに生きる木乃香は、かわいい使役魔獣たちと新たな仕事先へ向かうが、一向に目的地までたどり着けず違和感を覚えることに。一方その頃、隣国サヴィアでは王国軍第四軍の幹部たちが集結し、フローライド王国への侵攻を企てておりー。
異世界の荒野に転移していた元OLの宮瀬木乃香は、最上級魔法使いラディアルに拾われ魔法研究所に居候することになった。なんとなく研究所で過ごすうちに召喚術に適性があると判明する。“大きい”“強い”“外見が怖い”の三拍子そろった使役魔獣が良しとされるなか、木乃香はペット感覚でちいさな使役魔獣を次々と召喚していく。使役魔獣の能力だけでなく木乃香自身の魔法力も規格外、-という自覚もなく色々やらかして…!?