著者 : 横溝美晶
覚醒した“蛇御子”を胎内に宿し、殺人鬼と化した美少女花房詩央里を救うべく、不死身の男葛城乱は九頭の蛇巫子に協力を求めた。一方、眠れる母優里子を蘇生させるため超能力者狩りを続ける双子の弟花房優希夫は、強大な生命力を貪る思念中毒に陥り“光明の方舟”教団の信者16人を血の儀式に捧げた。箱根山中の地下祭殿で繰り広げられる乱、詩央里、優希夫の凄絶な闘いと運命…。危険な魅力を満載した〈アーバン・ユニコーンシリーズ〉絶頂の完結編。
新都心、東京都水上区。超高層ビルの光輝く巨大な針山がそそり立つ。この巨大な人口島に棲む、もっとも美しい野生が高瀬珠理だ。身長180センチ、体重70キロ、21才。褐色の身体に、てろんとしたナイロンのブラジャーとビキニ・パンティーが張りついている。その珠理が背すじをふるわせた。おびえは去ろうとしない。心臓の鼓動がおさまらない。メシャ!頭のなかで、はっきりとひびいたのだ。ボーイ・フレンドの頭が対向車に轢きつぶされた音だ。これで3度目、この10カ月で3人のボーイ・フレンドを事故で亡くしたのだ。偶然だとしたら、できすぎている-事故ではなく、殺人ではないのか。
財界大物で精神文化活動に熱心な財前矢一郎のスキャンダルを追う葛城乱は、彼の手許に、古代マヤ文化の水晶髑髏があることを掴んだ。本来は九頭流占い師蛇巫女の使う道具で、何者かに盗まれた物なのだ。それが、なぜ財前コレクションにあるのか?事件は当初、小さなものに思えたが、それが狂気の地獄への第一歩となった。真相を追う乱をつけ狙う男たちと、甘美な肉体を武器に罠を仕掛ける美女たち。水晶髑髏盗難と乱襲撃、そして財前との関係は?やがて事件の背景に蹲る巨大な謎と恐怖が目覚め始めた…。不死身のスーパー・ヒーロー葛城乱の活躍を描く〈アーバン・ユニコーンシリーズ〉白熱の開幕。
怒りがその全身を染めるとき、若き心霊治療師・丸尾遊介は刀そのものへと変わる。他人の生命を吸いとりながら齢数百年を重ねる生ける木乃伊・三輪寅彦の野望は、遊介の前にあえなくも壊滅する。常識を超えたエロス&伝奇。今、ここにハード・アクションの枠を破る男が誕生した。
山之内さくら、ちょっとボーイッシュな女のこ。女のこのあいだでファン・クラブつくられちゃって、ちょっとショック。学校のコンピュータのミスで、あたしの成績がオール5だって。センセーにはうたがわれ、もうムカつく。あたし、探偵になって、ぜったい犯人つかまえる。