著者 : 氷堂れん
伯爵令嬢ノイリエにはうっすら前世の記憶がある。それは当時の夫に冷たい態度をとられ続けるというもの。その上今世は相手の心変わりで婚約破棄され、軽く嫁き遅れ状態。気持ちを切り替えるべく隣国へ向かったところ、なんとそこの公爵閣下に突然求婚されてしまった! しかも彼は自分を前世の夫と名乗り、結婚誓約書まで突き付けてくる熱愛ぶり。前世では塩対応で会話すらなかったのになぜ? まずは友達として付き合いを始めるが、時折愛情を暴走させつつも真摯に見つめてくるレイガルトに、ノイリエも次第に心揺れるようになりーー
伯爵令嬢リリアーナの婚約者は、“黒き流星の騎士様”の異名を持つギルバート。しかし彼は地味な自分に興味はなく、家柄だけを望んでいるのだとリリアーナは思い悩んでいた。そんな中、突如家に乗り込んできた義母はリリアーナを虐め、すぐに伯爵家の後継者となる子供を生む。このままでは婚約解消待ったなしと思い詰めたリリアーナは「よし、卒業後には家出をして、薬師になろう」と決意!すぐに美女(?)メリルの魔法薬局で働く手はずを整え、あとはギルバートからの婚約解消を笑って受け容れ入れるのみ!…ところが婚約解消の後、市中に隠れていたリリアーナをギルバートは必死の形相で探してきて…!?すれ違っていたはずなのに、最初から溺愛されていた!?微かなリリアーナの匂いを頼りに全力で追いかけてくる黒騎士様との、異世界すれ違いピュアきゅんラブストーリー!2021eロマンスロイヤル大賞奨励賞受賞作!!
釣り合わないから断られようと思っていたお見合いの結果、エストホルム伯爵家の三男ベルンハルドと婚約することになった男爵家の娘アーシェ。 婚約者となったからには仲良くならなければしょうがない、と親交を深めようとするアーシェは、極端に無口ながらも気遣いを忘れないベルンハルドのやさしさに惹かれていく。 そんな日々の中、ベルンハルドの胸に飾られた花ーースミレが、どうやら自分にしか見えないこと、そして彼の想いに合わせて姿を変えていることに気が付く。 それはどうやら女神様の祝福のようでーー! 幻の花が二人の恋を繋ぎ結ぶ、純愛ストーリー開幕!
継母の策略で“人嫌いで常に仮面を被っている"そんな評判の辺境伯ジェラルドのところに嫁ぐことになったクリスタ。戸惑いながらも健気に尽くそうとする彼女に、ジェラルドは妻ではなく跡継ぎが欲しいと冷たく言い放つ。しかし秘密を抱え恋に臆病になっていたジェラルドは、彼女の優しさに触れて心を開き始めー。“信じてる、そして愛してる"恋に不器用な仮面伯爵と心の美しい花嫁が織りなす、すれ違いラブファンタジー。 ※こちらの商品は2016年5月27日に発売した「仮面伯爵は黒水晶の花嫁に恋をする」と内容は同じです。
王太子リチャードに乞われて、やんちゃな末っ子王子の侍女をすることになったニーナ。ある日、目が覚めるとなんと王子と体が入れ替わっていた! 「だってお兄様が大好きなニーナを僕から取り上げるって言うから!」我が儘炸裂で泣きじゃくる自分の姿(中身は9歳児)に目の前が真っ暗に。一方リチャードはこれでは彼女を口説けないではないか! と頭を抱えて!?
身に覚えのない国王暗殺の罪を着せられ、処刑台に上がった伯爵令嬢ミラ。しかし突然時間逆行の魔法が発動し、気づくと三年前に戻っていた。今度こそ処刑ルートを回避してやると心に誓うが、自分に死刑宣告した王太子フレイシスに想いを寄せられて!?彼は因縁の相手なのに、惹かれる気持ちが止められない。そんな時、ミラに罪を着せた張本人の聖女が現れて、二人の邪魔をし始める。まさか今回も処刑ルートまっしぐらなの!?
令嬢ジャネットは行儀見習いとして城に上がり、王女とともに美容アドバイザーのオネエことアマンディーヌから厳しいレッスンを受ける日々を送っていた。オネエの正体を知り、その内面に惹かれたジャネットは絶対に振り向いてもらおうとアタックするも、のらりくらりとかわされる。「どんなタイプの男にも対応して虜にできるレディに仕上げてみせる!」と言っていたのにこのやろう、なかったことにするつもりだな? そうはさせないジャネットと、どこまでもジャネットの上を行くオネエの、走り出したら止まらない180日の結末は!?
令嬢ジャネットは今日も舞踏会場の壁の花。エスコート役の婚約者・ダグラスが自分をほったらかすのは毎度のことだけど、今日は見知らぬ美少女と火遊び中の彼を目撃してしまい、こぼれる涙が止められない。そんなジャネットに声をかけてきたのは、大柄迫力美人のオネエ。 「何をやってもブスで貧相でどうしようもない女なんて、この世に存在しないのよ!」 オネエのレッスンを受けることになったジャネットは、綺麗になって婚約者をギャフンと言わせることができるのか? ジャネットとオネエが奮闘するドタバタな180日が始まる!