小説むすび | 著者 : 江上剛

著者 : 江上剛

小説 ゴルフ人間図鑑 ミステリー編 ゴルフ場には死体がいっぱい小説 ゴルフ人間図鑑 ミステリー編 ゴルフ場には死体がいっぱい

著者

江上剛

出版社

日刊現代

発売日

2024年11月29日 発売

■平穏な「ゴルフ・シティ」に殺意が芽生えた。執念の刑事・冨田場波(とみたばなみ)警部の事件簿全4話。 埼玉県郊外の流星市(架空)は、豊かな自然を活用した「ゴルフ・シティ」。 ゴルフが市民スポーツとして浸透し、良識ある住民たちがのどかな生活を送っている。 主人公・冨田場波は家庭では「冴えないおじさん」だが、現場に行けば鋭い推理と巧みな話術で犯人を追いつめるベテラン警部。 当番の日にこっそりと、家族で昼食を楽しんでいたその最中、名門「春山ゴルフクラブ」の18番ホールで水死体が発見されたとの一報が入る。 平穏な街と清々しいゴルファーたち。そのベールを剥がすと、見えてきたのは嫉妬・確執・軋轢の渦だった…(第1話 理事長) 市営ゴルフ場の17番ホールのOBゾーンにある雑木林で、プレー中だったとみられる男の刺殺体が発見。背後から心臓に向けて鋭い刃物で刺されたことが直接の死因のようだが、それとは別に左手首をざっくりと切りつけられている。この2つの傷が意味するのは…(第2話 OB) ほか2編。 「喜劇」、「ショートショート」、「人情劇」などさまざまな手法を駆使して「人間の『善』と『悪』」を描き出した、「小説 ゴルフ人間図鑑」の待望のシリーズ第2弾。 今作は、部下思いの人情に厚い警部を主人公に、さらに切れ味鋭く人間ドラマを描き出す。

小説 ゴルフ人間図鑑小説 ゴルフ人間図鑑

著者

江上剛

出版社

日刊現代

発売日

2023年12月21日 発売

ゴルフは人間の「善」と「悪」を暴く。 芝生の上の人間劇八話。 ここに描かれているのはあなたかもしれないーー。 ・スーパーマーケット企業の社長・榊原は昔から勝利への執念が強く、勝つためならグリーン上での不正も当たり前かのように犯す。秘書室長・望月は榊原を諫める役割を任じられるが、実は榊原は高校時代の同級生で距離感の取り方が難しい。望月は榊原の悪癖を咎められるのか…?(第一話 榊原社長のパット) ・テレビ局会長には二つの悩みがある。一つ目は頻繁に社長交代して後継者の芽を摘んでしまうこと。もう一つの悩みはゴルフで「卵を産んで」しまうこと。OBを誤魔化すために別のボールでプレーを再開してしまうのだ…(第二話 篠田会長のOB) ・部長のいやがらせに耐えかねた修一は部署のゴルフコンペで一矢報いる復讐を計画。その秘策とは?(第三話 肥料部桂木のシャンク) 豊富な社会経験を活かしてビジネスマンの群像を活写し続けてきた著者による、ゴルフを通して人間の本性を露わにする短編集。職場での人間関係やプレッシャー、組織の価値観と自分の信念の乖離、招かれざる理不尽、そんな束縛や重圧を抱えながら日々を乗り越えているすべての人々に、ゴルフを通して「ヒント」と「エール」を届ける。 笑いあり、涙あり、学びありの現代人必読の一冊。

一緒にお墓に入ろう一緒にお墓に入ろう

著者

江上剛

出版社

扶桑社

発売日

2018年10月2日 発売

妻ともマンネリ、愛人ともマンネリ、仕事もマンネリ……。 「ああ、嫌だなぁ」 大手銀行の常務取締役執行役員にまでのぼりつめた大谷俊哉。 東京で勝ち馬に乗った人生を歩んできたものの、 仕事への“情熱”などとうに失われている。 そんな中、兵庫県丹波にある実家の母が死んだ。 地元で暮らす妹は嫁いだ身を理由に、墓を守るのは長男の役目だと言って譲らない。 そして妻は、「あんな田舎の墓には入りたくない」と言い出す。 ああ、俺にはお前しかいない……「一緒に墓に入ってくれ」。 愛人・麗子に勢いで言ってしまった。 そして、順風満帆だった人生が少しずつ狂い始める。 エリート銀行マンが、人生の終盤で迎える、まさかの結末とは!? 霊園詐欺、都心の納骨ビル、離檀料交渉、埋蔵証明書、閉眼・開眼供養、死後離婚…… 田舎から離れて暮らす中高年を悩ませる「墓」をめぐる数々の問題と「墓じまい」をテーマに、最後の「居場所」を問う、大人の人生ドラマ! 第一章 腐れ縁 第二章 母の死 第三章 麗子の深情け 第四章 田舎の墓 第五章 墓探し 第六章 同窓会 第七章 都心の納骨ビル 第八章 墓じまい 第九章 離檀料交渉 第十章 居場所 江上剛(えがみ・ごう) 作家。1954年、兵庫県生まれ。?77年、早稲田大学政治経済学部卒業。第一勧業(現みずほ)銀行に入行し、?03年の退行まで、梅田支店を皮切りに、本部企画・人事関係部門を経て、高田馬場、築地各支店長を務めた。?97年に発覚した第一勧銀の総会屋利益供与事件では、広報部次長として混乱収拾とコンプライアンス体制確立に尽力、映画化もされた高杉良の小説『呪縛 金融腐蝕列島2』のモデルとなる。銀行在職中の ?02年、『非情銀行』(新潮社)でデビュー。以後、金融界・ビジネス界を舞台に、経済小説の枠にとらわれない新しい金融エンタテイメントを描いている。「真相報道ーバンキシャ!」(日本テレビ系)、「Mr.サンデー」(フジテレビ系)他、テレビ、ラジオでコメンテーターとしても活躍中。著書に『起死回生』(新潮文庫)、『腐 蝕の王国』『円満退社』(ともに幻冬舎文庫)、『56歳でフルマラソン62歳で100キロマラソン』(小社刊)、『ザ・ブラックカンパニー』(光文社文庫)、『庶務行員多加賀主水が泣いている』(祥伝社文庫)、『ラストチャンス 再生請負人』(講談社文庫)など多数。

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