著者 : 流星香
超進学校の普通科に合格した、何事も平凡な田中真。入学式当日、小柄な沖常究美とぶつかり慌てて謝るが…頭には獣耳が!?実は究美は、人間界の『普通』を学びに来た九尾の狐だった!一瞬で消えたそれを見間違いと納得させ、友達になる二人。その後もなぜか、真には「普通じゃない」生徒ばかり集まってくる!そして普通科をよく思わない特進科の存在ー真は「普通」に卒業できるのか!?
魔界侯爵となった従兄弟・清志朗を止めると宣言した、お庭番・望月蒼司朗。自分たちの力が魔物に及ばない理由に気づいた四神の戦士たち。帝都を守り抜くため、それぞれの思いが錯綜する中、ついにハイムエンデの仕掛けた、最後の幻獣が目覚めるー!!だがその幻獣は、なぜか帝都神社の神官たち以外には見えないようで…!?可愛いピヨ四神と少年の運命が花開く、お庭番シリーズ・大団円!
お庭番として日々活躍する蒼司朗には、頼りになる従兄弟の清志朗がいる。ある日、女生徒の後をつける不審者を発見するも、清志朗の機転で追い払うことに成功。蒼司朗にとって清志朗は憧れの存在だ。そんな帝都では近頃、謎のつけまわし事件が発生していた。怪しい気配を感じ、振り返っても誰もいないー幻獣の仕業かと、蒼司朗は調査に乗りだすが…!?少年の運命が花開く、お庭番第三弾!
お庭番の役目を果たすべく、今日もピヨ四神たちと帝都を走る望月蒼司朗。その人気は急上昇!彼をこっそり撮る帝都民まで出る始末だ。そんな蒼司朗は、夜の帝都で起きている、小型犬行方不明事件の調査をすることに。飼い主たちが散歩中に奇妙な生物を目撃しているらしく、青龍の戦士・安藤奏と犬を連れて出向くが、そこには…“空を飛ぶカエル”が!?少年の運命が花開く、お庭番第二弾!
シナとコナタが相まみえた時から遡ること数百年、ひとに寄生して心身を憎悪で満たし、破壊を招き、悲哀と嘆きを生む、いま一振りの『魔剣』があった。目にまばゆいその黄金の太刀を持つ者の名は牛若丸。奇しくも、同じ鞍馬山の山中に暮らす稚児であった。剣の導くまま、魔人・弁慶と巡り合い、数奇な運命に弄ばれる牛若丸の半生を描く、伝奇歴史ファンタジー第三部。
地球の環境破壊が深刻化した『鉛の時代』に人々の生活を守ろうと「ドーム・シティ」の建設が進められる。その計画を巡って国際連合は、対峙する宇宙開発局からバイオ・メタル・システムを奪取せんと企む。ルナ・シティでの攻防戦に、少年シタールが巻き込まれ…。近未来を舞台に巨大なスケールで綴られるアクション。
時は戦国、氷上の名主に拾われたコナタは快活な少年だった。しかし、戦の終わった戦場で青の魔剣と出会った日から、コナタの運命は一変する。己の出生の秘密を知ったコナタは、運命の導くまま「男でありながら女であるもの」へと変化して京に上る。一方、赤の魔剣の所有者シナは織田信長の元にあった。二振りの魔剣が再び相まみえ火花を散らすー。長編歴史ファンタジー、完結編。
鉄に潜み、刀に形を変え、ひっそり受け継がれてゆく、魔。それは人に憑いて、その運命を変える。一介の僧侶だった斎藤道三は、戦場で一振りの古い刀を拾ったことから出世の階段を登りはじめる。道三の愛妾が生み落とした赤ん坊は、刀とともに忍者集団に拾われ、シナと名付けられた。魔剣に憑かれた美貌の少年シナの運命とは。絢爛豪華に描く、鮮烈歴史ファンタジー巨編、デビュー。