著者 : 熊乃げん骨
第三王子テオドルフは、十三歳になると女神より授かる特別な力『ギフト』が与えられなかったことを理由に、食料がろくに手にはいらない北の大地に追放されてしまう。 ついてきてくれたのは美人メイドのレイラのみ。 生き残ることは不可能……に思われたが、実は転生者であるテオドルフは、転生時に女神よりある『力』を既に授かっていた。 その力の名前は『自動製作』。 それはあらゆる物を全自動で作ることができるチートスキルであった。 テオドルフは武器、農具、家にとどまらず、ゴーレム、兵器など常識ハズレの物を作り出してしまう! そして彼の村には人間だけでなく獣人など様々な種族が訪れ、どんどん発展していきーー。 「あれ? もはやこれ村レベルじゃなくない?」 こうして領主となったテオドルフの規格外の領地開拓が始まった!
貴様を王家より勘当する!最弱のスキル『鑑定』しかもっていないために王家を追放された第二王子の俺。しかし実は『鑑定』が『神の目』だと分かり次第に最強戦士へと覚醒していく。そして次々と出会った仲間たち…。さぁ、新たな冒険の旅が始まった!!
地殻変動によって学園の一角に突如として出現した未踏の遺跡へと続く大穴。調査中にもかかわらず、仕組まれたかのように内部の見学を許されたカルスはそこで五百年前に滅んだはずの最悪の化物、魔の者と遭遇する。仲間達とともに死闘を繰り広げる中、次元魔法によって地下奥深くへ飛ばされ仲間とはぐれてしまったカルスだが、そこで眠る伝説の白竜との出会いによって物語は一気に加速するー。『呪いはただの闇の魔力ではない。闇の神マヌシアが施したものだ』明かされることのなかった歴史の真実に触れたとき、カルスは新たな光を手にし…呪いと祝福に包まれた少年が歩む優しい英雄譚3弾!
ゴーリィのもとで光魔法を極めること五年。大きく成長したカルスは、自分の体を蝕む『呪い』を解く手がかりを求めて魔法学園レミティシアに入学する。剣聖の娘クリスとの再会、時計塔に引きこもる少女、光の力を持つ『聖女』…学園でさまざまな人と触れ合い、さらに目まぐるしく成長を遂げるカルスは学園の地下迷宮に眠る『月の魔法使い』との出会いをきっかけに、左胸に宿る呪いの真実へまた一歩近づくー。「私の封印を解いてくれたのなら…その体の中にある『異物』、完全に取り除いてやろう」呪いと祝福に包まれた少年が歩む優しい英雄譚2弾!
「このままではもって半年でしょう」その日、生まれつき『呪い』を左胸に宿す第三王子カルスは、十歳にして余命を宣告された。目前に迫る死に絶望する彼だが、賢者ゴーリィが現れたことで人生が一変する。闇を祓い、呪いを鎮めることの出来る光魔法を覚えるため、ゴーリィに弟子入りしたカルス。『祝福と呪いは表裏一体』。呪いに苦しめられた事で皮肉にも膨大な魔力という祝福を授かった彼は、常人には見えない精霊を見ることが出来るようになり、その後も目覚ましい速度で成長していきーこれは死の呪いを宿した優しい少年が、祝福に包まれて普通の生活を取り戻すまでの英雄譚。