著者 : 白谷ゆう
侯爵令嬢アナスタシアは事故死したはずが、目覚めると国の英雄イーサンと結婚する前に戻っていた。王命による急な結婚でも健気に尽くしてくれた彼に、最期まで素直になれなかったと後悔するアナスタシア。今度はちゃんと愛を伝えようと誓うが、なぜか王命は下らず、イーサンには素っ気ない態度を取られてしまい!?アナスタシアは困惑するも、彼を諦められず猛アタック。めげずに続けていると、イーサンがなぜか切ない眼差しを向けてきて…?
契約結婚として公爵家当主のローガンへと嫁ぐことになったアメリア。婚約者として過ごしていたある夕飯の食卓で、ローガンから自身の調合スキルを薬学の進展に活かさないかと提案される。最初は迷ったものの、アメリアは自分の能力が誰かの役に立つならと、その知識を伸ばすことを決意する!その後、先生としてウィリアム教授が公爵家を訪れる。ウィリアムはアメリアの知識を測るためテストを受けさせるが、予想以上の高得点で!?そんな中、領内に蔓延していた『紅死病』という流行病に巻き込まれることになったアメリア。必死に特効薬を探す中で、アメリアの眠っていた才能が、目覚める!ローガンはそんなアメリアを全力でサポートし、その優しさを見たアメリアもさらに魅了されていきー。家族から愛されなかった少女が、誰よりも幸せになる物語、第二幕。
不義の子として伯爵家に生まれたアメリアは、幼い頃より虐げられて育ってきた。いつしか、その貧相な見た目から社交界でつけられた名が“醜穢令嬢”。そんなアメリアが十七歳になったある日、縁談の話が舞い込む。相手は公爵家の当主であり、暴虐公爵と噂されているローガン・ヘルンベルク。家の汚点が消えるという理由でアメリアは嫁ぐことになり…!?公爵家を訪れたアメリアは、一方的に契約結婚であるということをローガンから告げられる。しかしアメリアはローガンと過ごしていくうちに、不器用ながらも優しい一面があることを知り、少しずつ信頼を寄せていくー。これは家族から愛されなかった少女が、誰よりも幸せになる物語。
二度と戻れないと思っていた生まれ故郷ロゼウェルへの里帰りを兼ねたバカンス。帰ったばかりのエリザベスはカイルとともに両親から社交関係をほぼ丸投げされ、バカンスとは程遠い忙しい日々を過ごす羽目に。そんなある日、親族の中で一番口うるさい叔母テレーズ・ワルド子爵夫人がローズベル家を訪れてきた。両親やカイルのいない場を狙うようにしてはエリザベスに叱責や嫌味を浴びせかける叔母。そのやり取りの中、とんでもないことが判明してーどん底の絶望から幸福の絶頂まで目まぐるしく変わるエリザベスのやり直し人生、第二弾!
侯爵家に嫁いできたエリザベスは、結婚式の翌日から愛人が屋敷にやってきたり、屋敷の使用人たちから虐げられたり、最悪な状況に陥ってしまう。最後の希望は、白い結婚による婚姻解消。しかし、夫の卑劣な罠によって、それも叶わず命を落としてしまう。運命を呪いながら絶命したはずが、気づくと結婚直前の王都へ向かう馬車の中だった。やり直すチャンスを得たエリザベスは、もう二度と選択を間違えないことを誓う。目指すは円満な…円満でなくても構わないからとにかく離婚!どん底の絶望から幸福の絶頂まで目まぐるしく変わるエリザベスの第二の人生は!?
過保護な幼馴染みの拓己と水神さまのシロに世話を焼かれながらの京都・伏見暮らしも早や半年。高校二年生になったひろは進路に悩んでいた。そんなある日、親友である陶子の様子がいつもと違うことにひろは気づく。快活な親友に元気のない理由、それは…?光眩しい初夏から盛夏の京都を彩る、花鳥猫。水にまつわるあやかし事鎮め、じんわり優しい3つの夏物語。
辺境に追放された元・公爵令嬢エリザベス。舞踏会で高笑い再び!?悪役令嬢社交界復帰!?
女子高生のひろが東京から京都伏見の祖母の家に引っ越してきて半年近くたったある日のこと、古いお雛さまから不思議な声が聞こえてきて…?造り酒屋の跡取りで幼馴染みの大学生・拓己と、水神の化身・シロとともに、声の謎に迫ることに。過保護な拓己とシロから自立したくて、ひろも奮闘するものの?ほっこりじんわり、優しさに満ちた、京都のあやかし春物語。
東京でのめまぐるしい生活に馴染めなかった高校生のひろは、祖母の暮らす京都伏見の蓮見神社に引っ越すこととなった。幼馴染みで造り酒屋の息子・拓己とその家族に世話を焼かれながらの新しい暮らし。そんなある日ひろは拓己の家で、酒造りの要である井戸水に異変が起こっていることを知る。突然井戸から水が溢れるなか、ひろの耳には不思議な声が聞こえてきて!?