著者 : 秋川滝美
売り上げ減少で閉店のピンチにあった堀内百貨店はどうにか危機を脱したものの、依然、低迷が続いていた。事業部長の高橋伝治はデパ地下テコ入れのため、名古屋で大人気のおにぎり屋を出店させようとするが、店主はとことん頑固者。「類友」の高島マーケティング部長、「マドンナ」瑠衣などの協力を得た伝治に秘策はあるのか?
男子校「包丁部」の活動拠点、調理実習室には、とっくに引退したはずの3年生が今日も入り浸る。新部長の勝山大地は、もう何度目になったかわからない台詞を繰り返した。「颯太先輩、毎日来てくださるのは嬉しいんですけど、さすがにそろそろやばくないっすか?」…華麗な包丁さばきで酸いも甘いもみじん切りだ!?料理馬鹿たちのちょっぴり塩辛青春の日々。
店長をしていた堀内百貨店に事業部長として再び関わることとなった高橋伝治だが、売り上げは激減し、閉店の危機にあることがわかる。時代と部下のせいにする店長に、「気合い」の足りない店員たち。伝治はバブル時代に培ったグルメぶりを発揮し、若い店員たちと、おいしいお店で互いの理解に努めるのだが…
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情があるー旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の書籍化!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
すったもんだを経て、ようやく元上司・瀬田とともに生きることを決めた茅乃。勇気を振り絞って彼が住むニューヨークにやってきたものの、英語はわからない、習慣の違いもストレスになる…と疲れることばかり。しかも、そんな時いつも茅乃を癒してくれる、あの「ありふれたチョコレート」は、ニューヨークでは入手困難で…どうしてもあのチョコレートが欲しい。しかも、アメリカでも手軽に手に入れられるようにしたい…追い詰められた茅乃が選んだ手段は、なんとアメリカに製菓工場を誘致すること!?爆発的人気のエンタメ恋愛小説、待望の第2巻!!
ひょんなことから、俺様財閥総裁・原島俊紀に気に入られ、彼の専属夜食係になった谷本佳乃。俊紀の事故、会社の危機など艱難辛苦を乗り越えた彼女は、俊紀との間に新しい命も授かり、あとは結婚式を待つばかり。けれど、義母である和子とはぎこちないまま…佳乃はなんとか和子との関係を修復しようとするがー義母との関係修復に奮闘する「いい加減な和解」他、出産編「いい加減な登場」、育児&仕事復帰編「いい加減じゃない保育所」の全3編を収録。俺様総裁と、一筋縄ではいかない元夜食係のすったもんだストーリー、待望の第3巻!