小説むすび | 著者 : 竹本健治

著者 : 竹本健治

闇に用いる力学 特装版闇に用いる力学 特装版

出版社

光文社

発売日

2021年7月28日 発売

連載開始から26年。世界の破綻を予見し続ける狂気の大著、遂に刊行! カルト的人気を博した第一弾『闇に用いる力学 赤気篇』以来、続編の刊行が待ち望まれていた本作。 97年刊行の「赤気篇」に全面加筆修正の上、新刊「黄禍篇」「青嵐篇」と合わせて3巻同時刊行! その発売を記念して、「赤気篇」「黄禍篇」「青嵐篇」3冊セットを、作品の世界観をイメージした函入り特装版で限定刊行します。 特典として、著者インタビューや豪華執筆陣によるエッセイ、挿絵コレクションなどをまとめた特別小冊子が付属します。 また、特別小冊子のほかに ・竹本健治 直筆サイン色紙 ・電子書籍版 ・オンラインイベント参加チケット(2021年9月中旬開催予定) も特典として追加されました。 〇小冊子収録内容 ・竹本健治インタビュー 聞き手:千街晶之 ・作品解題 千街晶之 ・エッセイ 綾辻行人、法月綸太郎、新井素子、宮内悠介、京極夏彦、北村一男 ・挿絵コレクション 喜国雅彦 ・「ジャーロ」に連載した「黄禍篇」「青嵐篇」の挿絵39点 〇赤気篇 都心の住宅街に人喰い豹が出現! 軌を一にするように、ヘリコプターと旅客機が相次いで墜落し、爆弾事件も連続する。これは終末に向かいはじめる予兆なのか──。 〇黄禍篇 高齢者を狙い撃ちする突然死ウイルス。暗躍する人喰い豹。超能力少年集団。一連の事件は相互の関連を示すことなく、悪化の速度を増していく──。 〇青嵐篇 相互の関連が見えぬまま拡大し続ける、数々の犯罪・疫病・陰謀。それぞれの要因は複雑に絡み合い、敵と味方、頼れる者と裏切り者、生者と死者がめまぐるしく入れ替わる。この闇の先に生き残った者に、世界はいかなる顔を見せるのか。著者畢生の大作、ここに完結! ※「赤気篇」「黄禍篇」「青嵐篇」各巻の通常版も同時刊行致しますので、それぞれ単独でもお求めいただけます。通常版のご案内は7月上旬になります。

狐火の辻狐火の辻

出版社

KADOKAWA

発売日

2020年1月31日 発売

土砂降りの雨のなかで、湯河原の温泉旅館街で、それぞれ起きた交通事故。そして、新たに郊外で起こった交通事故ではなぜか、車に轢かれた被害者が煙のように消えてしまった…。それらの連続する事故に興味を抱いた楢津木刑事は、やがて街なかで起こっている「奇妙なこと」やネットで噂される「タクシー怪談」にも、漠然とした繋がりを感じていく。雲をつかむような謎を解くために結成された「居酒屋探偵団」に、楢津木が引きこもうとしたのは、18歳で本因坊IQ208の天才棋士、牧場智久だった。 名作『狂い壁 狂い窓』以来の定番キャラクター楢津木刑事、牧場智久が登場! 『涙香迷宮』の流れを汲む最新刊、鬼才のサスペンス・ミステリー! 目次 序としての三つの断章  「返せ」と言うもの/土砂降りの雨のなかで/OB会での出来事 一 何が 消えた歩行者/湯けむりの会話/顔を変えた世界/幽霊のおかげ/タクシー怪談/満月に少し足りない 二 何を  山中の出来事/居酒屋の探偵団/頑迷さの所以/湯けむりの会話 再び/夕焼けのなかの異変 三 何で   怪談を遡る/解決と宿題/電話/これは偶然か? 四 何故 電話 再び/破滅の刻限/湯けむりの会話 三たび/探し物をする女/相継ぐ進展 五 何のために 電話 三たび/緑の沼の底から/そのとき何が起こったか?/鷹ではなく、フクロウ/一点の曇りもなく/密会と謀殺/判明した諸相 結としての二つの断章 奥の手

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