著者 : 茲助
三大公家テ・トーラ家の血を引くネオンは幼き頃に公爵家を追い出され、母と兄弟と共に平民として暮らしていた。しかし18になると政略結婚のために連れ戻され、辺境伯当主ラスボラ・ヘテロ・モルファの元へ嫁がされる。 家族のため政略結婚を受け入れたネオンだったが、ラスボラに愛することはないと突き放され、開き直って悠々自適な引きこもり生活を満喫していた。 そんなある日、家令と侍女長に勧められ辺境騎士団の視察に出たネオンだったが、そこで目にしたのはまともな治療もされずにあばら家に閉じ込められる負傷した騎士たちの姿だった。 その“惨劇”の光景に思わず嘔吐し、同時に看護師であった前世の記憶を思い出すーー! 「私は辺境伯夫人として、最初の慈善事業『負傷者への看護』を行わせていただきます」 序章 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 終章 用語集 特別短編
高校生の理衣沙は聖女のオマケとして、魔物と絶賛交戦中な異世界にトリップする。後ろ盾のない彼女の世話役に立候補したのは、錬金術師長のアランだった。「神がくださったありがたい縁だ。すべてわたしが面倒を見よう」と眩しすぎる笑顔で告げられて、ドキドキが止まらない。「誰にも等しく冷たい」と有名だったのに、理衣沙の小動物のような可愛さにノックアウトされたアランは勝手に婚約者を名乗りだして大暴走。その上バリキャリ聖女とは保護者の座をめぐってバチバチになる始末。そこに理衣沙に忠誠を誓うくノ一系侍女も加わって、あれ、なんだかこの世界でも幸せになれそうです?
ライバル店の嫌がらせを受け、評判が地に落ちたカフェを再び人気店として盛り立てたフローレス。恋人である公爵騎士・ライアンと婚約し、いよいよ両家の顔合わせに。そこでライアンの母である公爵夫人の助言も受け、王都でのカフェ経営を拡大するため、貴族の人脈を増やすことを決意!庶民同然の立場であるフローレスへの風当たりも強いなか、参加したお茶会で着々と友人を増やしていた矢先ーフローレスの元婚約者を横取りした令嬢・リリアによって悪評をばらまかれてしまう!!デマを信じた令嬢たちから敵視されるも、持ち前の度胸でピンチを軽々と回避していき…!?
婚約破棄の慰謝料を元手に、カフェオープンという夢を叶えたフローレス。さらに、常連客の公爵騎士・ライアンとの恋も成就し、幸せな日々を送っていた。そんななか、フローレスのカフェの噂を聞きつけた王女様がお忍びで来店。王女様の好みにあわせた珈琲やデザートでおもてなししたところ、一瞬でカフェの虜になったようで…!?その噂が王都に広まり、人気店として一層注目を集めたフローレスだったがー好調な売上に嫉妬したライバル店から、嫌がらせを受けてしまう!!でっち上げの悪評をばら撒かれ、店の評判は急降下。閑古鳥が鳴く事態に!「それでも、勝つまでやるのがフローレスだろう?」「当然!転んでもただでは起きないわ」ライアン達の手も借りながらー反撃開始!!再び店を盛り立て、国一番の人気カフェにするための策を考えて…!?超前向き令嬢の気ままなセカンドライフ、第二弾!!
公の場で突然婚約破棄を言い渡された男爵令嬢フローレス。しかし当のフローレスは、「これからは自由に生きていける!!」と大喜び!もらった多額の慰謝料を元手に、ずっと夢だったカフェ経営をスタート!すると、王宮勤めの騎士や役人たちの間でみるみるうちに評判が広がり、気づけば超人気店に!そうして、大好きなものに囲まれながら第二の人生を謳歌していたフローレス。そこへ、騎士団の若き出世頭として有名な公爵令息ライアンまでもが店に訪れるようになりー!?超前向き令嬢の気ままなセカンドライフ、スタート!!書き下ろし番外編「ライアン・クリフォードは宝物を見つけたらしい」「永遠に解けない魔法」。