著者 : 言田みさこ
29歳、右折の週 迷える四つ角照らす昭和のスティックライト29歳、右折の週 迷える四つ角照らす昭和のスティックライト
高校を卒業して11年。あさみは、電力会社に勤める山川と婚約した。プレイボーイ越前に恋焦がれていたが、誠実な山川を選んだのだ。しかし女子高時代からの友人理緒子が山川に無理やり会ったことから、あさみの幸福な人生は波乱に巻き込まれていく。
昭和のかたちの愛昭和のかたちの愛
純白の美の片鱗を持つ女性像を、二模様ひとつは内側から、“道子”の気持ちや考えの中にひとつは外側から、“私”という見苦しい世間があぶりだす悲恋の中に描こうと試みた作品です。
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