小説むすび | 著者 : 誉田哲也

著者 : 誉田哲也

たとえば孤独という名の嘘たとえば孤独という名の嘘

出版社

文藝春秋

発売日

2025年11月21日 発売

「……俺はいつからハメられてたんだ?」 〈姫川玲子シリーズ〉〈ジウシリーズ〉を手掛ける警察小説の名手の新境地は、1話ごとに真相が反転する、慟哭の【警察×スパイ】ミステリー。 ◇◇◇  警視庁公安部の佐島はある日、被疑者取調べに駆り出された。大学時代の友人・稲澤が、勤務先の女性部下・矢代を殺害した容疑をかけられていたのだ。被害者はなぜか、二人が学生時代に共に恋焦がれた女性・綾と瓜二つだった。  容疑を否認しつつ稲澤は言う。 「矢代は中国のスパイだったんじゃないか」  取調べを終え部屋を出ると、そこには特捜幹部が顔を揃えていた。彼らは1枚の紙を佐島に突きつけたーーいったい、何がどうなっているんだ? ◇◇◇ 1話ごとに視点人物が移り変わり、それによって明らかになってゆく事実。 事実が事実を揺るがし、真相は煙雨のなかに彷徨う。 ラストに辿り着いたとき、あなたの頰に流れるのは、涙か、雨粒かーー。 ◇◇◇ ーー私に残ったのは、あの人だけだった。   だからこそ、赦せなかった。 レイン ダーク ドッグ ライズ たとえば孤独という名の噓 アイズ いつか永遠という名の瞳

武士道ジェネレーション武士道ジェネレーション

出版社

文藝春秋

発売日

2018年9月4日 発売

エッ、結婚? エエッ、道場閉鎖!? 宮本武蔵を心の師と仰ぐ磯山香織と、日舞から剣道に転進した変り種の甲本(西荻)早苗。高校を卒業後、早苗は一浪ののち、大学の文学部で日本文化を専攻。卒業後は浪人時代から付き合い始めた充也とすぐに籍を入れ、桐谷道場裏手のマンションに新居を構える。 一方、香織は、剣道で大学に進学して、数々のタイトルを獲得。桐谷道場では、玄明の代理で小中学生の指導もしていた。 そんななか、道場の師範である桐谷玄明が倒れた。身体に不安を覚えた玄明は、江戸時代から続く歴史ある道場を閉鎖しようと決意。充也に伝えるが、桐谷の血を引く充也は、警官を辞めてでも道場を継ごうとする。しかし、玄明に警官としての職務を全うするよう諭され、充也は、道場の後継者となることを断念させられてしまう。 就職も決まらず、師範代見習のような立場の道場にいた香織は、これ幸いと「だったら自分が道場を継ぎます」と申し出る。ところが充也によれば、香織には桐谷道場の後継者になる資格が、そもそもないのだという。後継者には、桐谷道場に密かに伝わる「シカケ」と「オサメ」と呼ばれる形を習得する必要があった。どうしても道場をなくしたくない、充也と香織は、誰にも告げず、血の滲むような特訓の日々を始めるが……。 香織と早苗、それぞれの方法で道場を守ろうと奮闘する姿を描く「武士道」サーガ第四弾。はたして、この勝負、如何に──。 ボーナストラックとして短編「美酒道コンペティション」と書店員座談会を収録! 1一張羅 2 思いのほかハッピーでした 3大仰天 4 こんなはずでは…… 5後継者 6 時代が動き始める予感 7裏奥義 8 変わったこと、変わらなかったこと 9師匠談 10 訊いてみました 11異邦人 12 これは、意外と根深い問題かも 13好敵手 14 タイミング悪過ぎ 15大炎会 16 逃げちゃ駄目だ 17猛特訓 18 袖振り合うも…… 19武勇伝 20 違う、違うの! 21御馴染 22 なに考えてるのよ…… 23求道者 24 重大発表がございます 25 未来像 ボーナストラック 美酒道コンペティション 特別収録 書店員座談会

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