著者 : 赤松光夫
英語教師・望月梨恵子は、中高一貫教育で有名な白雲学園の副理事長兼副校長である。といっても、年齢は二十八歳で、まだまだピチピチギャルの仲間に近い、若々しい豊満な肢体の女教師なのだ。梨恵子の夫が、当学園の理事長兼校長の息子だったが交通事故死し、梨恵子が夫の役職を継ぐことになった。梨恵子は教育熱心で、学園への責任感も強い。だが、当学園の学生の性に対する興味と欲望は並はずれていて、トラブルがつきない。梨恵子は、未亡人という特性を活かし、みずからの肉体を武器に学生たちとの勝負に出る…。
人類の未来のために、という崇高な理念のもと、究極の女体をもつセクシー・ロボットの開発に意欲を燃やす藤堂京太。とうとう自慢のイチモツに真珠まで入れて、さらなる女体遍歴に乗り出した。京太の改造棒は抜群の威力を発揮し、研究の成果はあがりっ放し。この体験を活かして、女性用のペニロボ開発もスタートした。共同研究者の椿千鶴という美人博士を得て(もち論研究済み)、男性用も女性用も、人体ロボットは完璧といっていいほどの域に近づいてきた。誰もがもっているエッチな夢を実現する、ユーモア・エロティカ。
女性の社会進歩はめざましい。このままでは一夫一婦制を破壊しかねない。そのとき必要となってくるのは、男女ロボットである-。というわけで、人体ロボット研究にたずさわる藤堂京太の夢は、究極のヴィーナスロボット開発である。美しく官能的で、しかも極上機能付き。彼は週末の休日を返上して、最高の女性を研究すべく、東に名器ありと聞けば馴せ参じ、西に×××ありと聞けば飛んで行く。処女から始めて、ソープ嬢から未亡人、金髪美女に人妻、はては尼さんまで…。くんずほぐれつの奇想天外ユーモア・エロティカ。
ふくらみのない腹部は、すぐその下に、恥骨の盛りあがりにふれる。薄く細かいヘアが、かすかに指先に触れる。だが、その先のやわらかい湿地に、指を刺すと、ヌルリとした愛液のたまりがやわらかな花弁を露のように濡らしている。もう男を知っている体なのだろうか。-恐る恐る指を深みに入れていくと、なんの抵抗もなく、第一関節、第二関節、やがては指一本をそっくり呑みこんで…。処女喪失から未亡人の性愛まで、さまざまな女の官能を大胆に描くエロチカ傑作集。
白川美穂、28歳。サッシメーカーの社長秘書で、昨年入社した宗方時彦と愛人関係にあり「非婚」時代を楽しんでいた。ところが、社長がガンで入院してから、美穂の身辺はあわただしくなった。入院中の社長に、美穂は肉体を提供し、また社長代行とも親密になって社内の中枢に迫る。他方、社長代行に敵対する専務派工作には時彦を使い、30代での女重役を夢見る。しかし美穂は、やはり女。スゴ腕の男の技に虜になったり、純情男にほだされたりで、危険な立場に陥るが、自慢の肉体勝負で斬り抜け、目標に近づくが…。
東大出のエリートサラリーマンの夫は給料日になると妻に特別な性の儀式を要求していた。だが、ある日を境にアチラがすっかり役立たずになってしまった。再起を願って夫婦交換を試みた二人だったが、とろけるような味を知った妻は、うずく肉体を抑え切れず、いけないと思いつつもあの歓びを求めて次次と夫以外の男と“火遊び”を続けていく。長篇官能小説。
若名千鶴、三十二歳。六カ月前に夫を事故で失い、小学校一年の息子を持つ夫亡人である。千鶴の亡き父親が帝都興業の創業者であり、夫が二代目社長であったことから、帝都興業の専務職に就いた。しかし、社内の目は厳しい。さまざまな難問が持ちこまれ、千鶴は窮地に立つことしきり。そこで一念発起。一人息子が社長になるまで頑張ろうと、自分の肉体を武器にして親衛隊を結成。ビジネスと社内工作に邁進する。千鶴の後見人に、会長職の吉本太一がいるが、行先はどうなることやら…。エロチック・ユーモア・ストーリー。
良平は、警戒心を抱きながら、死んだようにぐったりなっている絵里の、しっとりとした花唇の縁に手を伸ばした。クリットに触れ、あたりをなぞる。そうしながら、とにかく気のかわらぬうちにと、かぶさり、挿入を試みようとした。そのとたん、絵里の体が硬直し、「こわい、こわい」と、口走る-。南部良平30歳。仕事は有能かつハンサム。一見完璧な男なのに、結婚となると失敗ばかり。一計を案じ、様々な女を徹底研究しようと決意する良平だが、その切磋琢磨の成果は?長篇官能ロマン完結編。
吉野での大峰入峰を終えたばかりの修行僧、土岐竜海。偶然に新仏のある家を訪れると、そこには妖艶な未亡人、静香の誘惑が…。熟女の魔力に負けた竜海は、その家にとどまり、やがて娘の美季と結婚するが、静香の魅力を忘れきれない竜海は義母との情事を重ねる。これを目撃した美季は逆上して母親を殺し、みずからの命も断った…。戒めを破った僧、竜海の凌辱・邪淫の“女食巡礼”が始まる。長篇官能ミステリー。
独身商社マン・南部良平は、仕事は有能かつハンサム。非の打ちどころがない男なのに、いざ結婚となるとなぜかうまくいかない。一計を案じた良平は、結婚前に、様々な女を徹底的に研究しようと決心するが…。長篇官能ロマンPART1。