著者 : 鈴木信吾
K SIDE:GREENK SIDE:GREEN
四畳半の秘密基地。たった四人で、彼らは世界の変革に挑んだー。“緑の王”比水流は敗北した。単身で“黄金の王”國常路大覚に挑み、完膚なきまでに叩きのめされたのだ。満身創痍の流は、磐舟天鶏に誓いを立てる。いつか必ず『ドレスデン石盤』を奪いとるー。それから七年後、國常路家に仕える名家の一人息子である五條スクナは、窮屈な家を出て、“jungle”で頭角を現しはじめていた。自由を感じる一方、どこか行き場のない苛立ちを抱えるスクナの前に、jランカー、御芍神紫が立ちはだかる!流、磐舟、紫、スクナの四人の根が一つに繋がるとき、“jungle”の物語が幕を上げる。
K 赤の王国K 赤の王国
高校三年生の春、草薙出雲は、周囲から「猛獣」と恐れられる新入生・周防尊と出会う。二人の前に姿を現すようになった中学生の十束多々良を加え、三人は草薙の叔父が経営する鎮目町のバーHOMRAに集まるようになる。次第にHOMRAは、彼らと彼らを慕う若者たちの拠点となっていった。だが、“赤の王”に憧れる闇山光葉の登場によって、鎮目町の状況は一変する。仲間が次々と危害を加えられ、周防はついに闇山の挑戦を受けるー。「猛獣ミコト」が檻を突き破ったとき、頭上に大剣が出現する!
K R:BK R:B
ハイジャック事件をきっかけに青の王となった宗像礼司は、瞬く間に“セプター4”を掌握。有為の人材を登用し、違法をなすストレインの取り締まりを積極的に開始した。一方、周防尊を王とする“吠舞羅”は、鎮目町を舞台に勢力を拡大していた。だが、その急激な組織の拡張は、街に軋轢を生み始め、周防は苛立っていた。赤の王と青の王。彼らの邂逅は予期せぬ災厄を呼び、鎮目町の上空に二つの大剣が浮かび上がるー。二王の修羅道が、ここに始まる!
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