著者 : 雨川透子
クラウディアの『死』から三年。亡骸は朽ちず美しいまま、棺の中でクラウディアは眠り続け、次期筆頭魔術師に成長したノアは、彼女の蘇生手段を探している。-そのクラウディアは『透明な硝子』の棺で目覚めた。ノアによく似た青年と出会うも、彼は自身をレオンハルトと名乗り…!?
自らの婚儀に、血まみれの婚礼衣装で入場してきた王女アリシア。凛とした振る舞いで微笑んだ彼女は、夫となる美麗で冷酷な王太子・フェリクスに告げる。「-初めまして。裏切り者の旦那さま」国王だった父を殺されたアリシアは、叔父や義妹に何もかも奪われてきた。それでも『未来視』の力によって、花嫁道中で殺されかけたことすら武器にし、周囲を味方につけてゆく。何よりも隠すべき彼女の秘密を、夫のフェリクスにも隠し通しながら。彼を味方につけなければ、アリシアは殺される。フェリクスはアリシアに興味を示すが、肝心な所で敵か味方か分からないままで…?「私が、あなたの共犯者になってあげる」これは戦うお姫さまが、欲しい物を自分の力で勝ち取って、幸福を手に入れるお話。それから、キスしておいて協力者にはなってくれない、冷たくて美しい夫との恋愛譚。
神殿から断罪され、悪女の汚名を着せられた聖女メアリ。逃走を図った矢先、冷酷で魔法が一切効かない体質の“呪われた王太子”エドガルドに捕まって身請けされることに!?エドガルドの要求は“仮初めの妃となり、悪女として振る舞う”こと。メアリは裏があると察しつつも受け入れるが、逃走のために発動していた魅了魔法がなぜかエドガルドに効いてしまい!?「正真正銘の、この悪女め」(た、大変なことになってしまったわ…)不本意そうなエドガルドからとんでもない溺愛を注がれてー!
2024年1月7日より、TVアニメ放送! アルノルトへの恋心を自覚し、初めての感情に戸惑いを隠せない日々を過ごすリーシェ。 あのキス以来、落ち着かないリーシェを甘やかしてくれるアルノルトへの気持ちを実感しながらも、リーシェはとある人物への再会を試みる。 婚礼衣装の支度を名目とした『婚前旅行』で海運交易の街・ベゼトリアへ向かうふたり。 運河を渡り船着き場へ向かう道中、船による人攫いの現場に遭遇し!? そこでリーシェは騎士人生における先輩、天才剣士ヨエルに出会う。 シャルガでは海賊によって人が攫われる被害が出ており、ヨエルが派遣されたのだという。 未来のアルノルトはシャルガから戦争の重要な武器を手に入れており、リーシェはそれを防ぐべく人身売買の解決に奮闘。 身分を偽り、令嬢「リゼ」として囮になるがーー。 「--『お嬢様』」(……殿下の意地悪……!) 条件としてアルノルトが護衛の『従者』のふりでリーシェに同行することになり……!?
(…やっぱり、シナリオが始まっちゃうんだ…)元極道一家の孫娘・フランチェスカはくちびるを結んだ。このゲーム第2章では、弟分であるグラツィアーノの実父が殺されるのだ。暗殺を阻止するため、夏休みのBBQと偽り、舞台となるラニエーリ家の縄張りへ。だが、自ら囮となったことで崖から転落してしまう。雨の中助けに現れたのは、婚約者のレオナルドだった!“親友”となった二人は、娼婦と客に扮して、殺し屋が賓客として紛れ込む商会へ潜入ー後継者争いと騙し合いの結末に対峙していく!「-君の望まない運命は、俺が必ず変えてあげるから」元極道の孫娘と極悪若当主の危険な“ラブ”ゲーム第2巻!書き下ろし番外編&コミカライズ試し読み特別収録!
元婚約者、襲来!? ループ7回目の人生で、皇太子アルノルトのもとへ嫁ぐことになったリーシェ。 各国を跨ぐ贋金騒動が決着し、リーシェから改めて婚姻の誓いを立てて、二人の関係も一歩前進。 婚姻の儀も迫るなか、二人は揃って歌劇場を訪れるが、幕が開いた直後に歌劇の主役である歌姫・シルヴィアが倒れてしまう。 リーシェのスキルで救護活動を終えたところ、元婚約者のディートリヒがその場に現れ……!? 一方、リーシェの新しい友人となったシルヴィアは、とある騎士に恋をする。 その人物は、未来のアルノルトが重用した騎士・グートハイルだった。 アルノルトへの気持ちの置き所がわからないリーシェにとって、シルヴィアから聞く恋の話はとても新鮮でーー。 婚儀でのキスを意識してしまうリーシェを、アルノルトはこれまで以上に甘やかしてくる。 さらに誕生日のおねだりを言い付けられて悩んでいたら、ついに恐ろしい現皇帝との邂逅で大ピンチ!?
月日が過ぎ、クラウディアとノアが訪れたのは、砂漠と黄金の国。その国は『黄金の鷹』によって作られたという。その宝が呪いに関連するとにらんで調査する二人の前に現れたのは、一匹の狐。その正体は若き国王アシュバルだった。彼はノアに衝撃の提案を持ちかけ…!?「俺の代わりに、王になってはくれないか」
『友達が欲しい』極道一家の孫娘が転生したのは、マフィアが暗躍する近世のゲーム世界。しかも、王政を陰で支える五大ファミリーの愛娘・フランチェスカだった!願う平穏は遠く、メインストーリー開始とともに、最大の敵キャラにして婚約者のレオナルドに誘拐される始末。だが、その彼から、「俺がなってやろうか?その“友達”とやらに」-と、まさかの打診をされてしまった!?人生初の親友ゲットに舞い上がりつつ、持ち前の度胸と仁義をたずさえ、いざデッドエンド・シナリオ改変へ!?「大親友のためなら、頑張れるよ!」(…いや俺、口説いたつもりだったんだけどな?)元極道の孫娘と極悪若当主の危険な“ラブ”ゲーム開幕!書き下ろし番外編&コミカライズ試し読み特別収録!
弟子シーウェルに別れを告げてから数年後。10歳になったクラウディアと13歳になったノアは、呪いの調査のため、伝説の魔女『アーデルハイト』によって海の中に建設されたラーシュノイル魔法学院へ短期入学することに。目的は『船を攫う歌』による客船の沈没や失踪事件の解明。その学院でクラウディアは、いつも放課後に歌を歌っているという八年生のフィオリーナと出会う。彼女は自身も『お姫さま』であると名乗り…?さらにフィオリーナにはラウレッタという妹がおり、魔力量は多いものの魔法の制御に難があるため、初級クラスにいるという情報を得る。調査の鍵になるとにらんだクラウディアは、わざと魔力鑑定で失敗することで初級クラスに所属し、ラウレッタと接触を図ることに…!?そして、ノアの故国であるレミルシア国の王太子・ジークハルトも学院に所属しているようでー。伝説の魔女と黒髪従僕が織りなすファンタジー、第3幕!
目が覚めたら記憶喪失になっていたシャーロット。『稀代の聖女』と呼ばれていた力は封じられているけれど、そんなことは些末な事。なぜなら私の旦那さまのオズヴァルトさまが格好良すぎるから…!「私、あなたに一目惚れいたしました」「俺は君のことを憎んでいる」どうやら過去のシャーロットは残虐な振る舞いで人々を苦しめていたらしい。それならば、記憶喪失であることは隠して、お役に立てるように頑張ります!旦那さま最推しの悪虐聖女と不器用な天才魔術師のハイテンション・ラブコメディ!
伝説の魔女だった前世の記憶を思い出し、王族にはびこる陰謀を退け、従僕ノアとの穏やかな生活に戻ったクラウディア。二年が経ち、8歳となったクラウディアのもとに、西の国クリンゲイトの王太子・ルイスとのお見合いが持ちかけられる。お見合いと聞いて複雑な感情のノアと赴くが、その国では美しい女性がいつまでも目覚めないという「眠れる美女」の事件が頻発していた。これを呪いだとにらんだクラウディアは、ノアとともに調査で入った美しい庭で、もう一人の引きこもり王子・スチュアートと遭遇。大人の姿で『アーデルハイト』と名乗ったクラウディアに、スチュアートは大きな反応を示し!?かつての弟子の名残があるこの国で、二人はどのように事件を解決に導くのか…!?「一緒にいてね。ノア」伝説の魔女と黒髪従僕が織りなす悠々自適な快適生活、第2幕!
ーその日、すべてを思い出した。6歳の王女クラウディアは、叔父に塔から突き落とされたその瞬間、自身の前世が伝説の魔女であり、数多くの魔術師を従えていた記憶を取り戻す。今世では冷遇されていたが…。「私はやりたい事しかしないわ。邪魔者は『お掃除』しないとね」かつて世界を揺るがした魔法の力で、悠々自適な生活を送ることを決めたクラウディア。美少年だが不愛想なノアを従僕にして、高度な魔法で何もかも思うがまま!?「お城からのお迎え?追い返しましょう。贅沢なら自分の魔法を使えば十分。むにゃむにゃ…」「おい。どうして毎回わざわざ俺の膝で寝るんだ」魔法を使用すると眠たくなってしまうクラウディアは、不本意そうな従僕に抱っこされながら、今日もくうくうと寝息を立てている。伝説の魔女と黒髪従僕が織りなす悠々自適な快適生活、はじまります!
最強夫婦(予定)、はじめての夫婦喧嘩!? ループ7回目の人生で、皇太子アルノルトのもとへ嫁ぐことになったリーシェ。 教団を巡る騒動後、アルノルトへの感情に変化が生まれつつあるリーシェは、賓客を迎えるためにアルノルトと共にヴィンリースの街へ。 そこで出会ったのは、狩人人生のリーシェが仕えたシグウェル国の王女ハリエットだった。 未来で大罪人と呼ばれるはずの彼女は気弱で、大罪を犯すようには見えない。 そんな彼女のためにリーシェが護衛を務めることに!? まるで王子のような振る舞いで、女性たちをドキドキさせるリーシェ。 そこへ、謎の男が襲撃を仕掛けてきてーー!? 同時に、滞在する城で幽霊騒動が発生。 幽霊だけは苦手なリーシェのために、アルノルトが同室で寝てくれることに!! これまでと違った表情を見せてくれるアルノルトとの距離も近づくかと思いきや……ここにきてまさかの『初めての夫婦喧嘩』大勃発!?
婚約者からの独占欲、上昇中!? そして、アルノルトの抱える過去が明らかにーー。 ループ7回目の人生が始まり、皇太子アルノルトのもとへ嫁ぐことになったリーシェ。 コヨル国との技術提携の話も進み、二人の距離は縮まった。 そんな中、ある目的から聖王国ドマナの大神殿へ向かうことになったリーシェたち。 未来のアルノルトが焼き払う神殿には、侍女人生で仕えた幼き令嬢ミリアが訪れていた。 ミリアがリーシェだけに懐く中、司教は「アルノルト・ハインと結婚してはなりません」と意味深な警告をしてくる始末。 アルノルトも教団に敵意がある様子で……? 「『教団の人間は、妻に一切近寄ることのないように』と命じていたはずだが?」 一方リーシェは、アルノルトからお仕置きのキスをされそうになったり、悪妻の演技をしたりと大わらわ。 さらに、他人を呪う力があると自称するミリアの周囲で不穏な事件が巻き起こりーー。 そしてついに、謎多きアルノルトが抱える過去の一端が明らかに……!?
婚約者の皇太子と城下町でお忍びデート!? ループ7回目の人生が始まり、皇太子アルノルトのもとへ嫁ぐことになったリーシェ。 アルノルトとその弟テオドールとの確執も解け、戦争回避に一歩前進、のはずが。 「騎士候補生の訓練に混ざりたい、しかも『男として』だって?」 未来のアルノルトの強さの秘密を体感するべく、リーシェは男装して騎士候補生の訓練へ参加することに!? アルノルトに発覚しないよう二重生活を送る一方、内緒で城下にお忍びなど、婚約者としての交流を深めていく二人。 そこへ、雪国コヨルの王子・カイルが訪れる。 リーシェにとって薬師人生の患者でもあるカイル。 そんな彼の、国の衰退をかけた決死の願いは、冷酷なアルノルトにすげなく一蹴されてしまい!? このままではコヨル国が存亡の危機に立たされる。 その未来を回避するべく、リーシェは一計を案じることになるのだが……!?
過去の人生で得たスキルを思いっきり発揮します! 「リーシェ! 僕は貴様との婚約を破棄する!!」 「はい、分かりました」「えっ」 20歳で命を落としては婚約破棄の瞬間にループしてしまう公爵令嬢リーシェの人生は、7回目を迎えていた。 過去の人生、商人や薬師、騎士などの生き方を満喫してきたけど、今度の人生こそ長生きしてごろごろしたい! 決意して飛び出そうとしたところ、とてつもない美丈夫とぶつかってしまう。 その男性は、数年後に戦争を引き起こし、リーシェが死んでしまう要因を作り出した皇太子アルノルトだった!? さらに、騎士人生で培った立ち振る舞いを気に入られたのか、彼から結婚を申し込まれてーー!? 自分の死の原因であるアルノルトを探るため、リーシェは求婚を了承する。 ごろごろしたい決意とは裏腹に、過去の人生で得た経験を発揮し注目を浴びていくリーシェは、果たして7回目の人生を生き残れるのか……!?