小説むすび | 著者 : 飯塚あい

著者 : 飯塚あい

嵐の夜が授けた愛し子嵐の夜が授けた愛し子

「ぼくの高鳴る鼓動を抑えられるのは きみしかいない」 妹に教育を受けさせるために、3つの仕事をかけ持ちするタリアは、 キスしたこともなければ、恋愛する時間さえなかった。 不仲だった両親のせいで結婚願望などないのに、ある嵐の夜、 下山するゴンドラが停電し、ゴージャスすぎる億万長者デインと 二人きりで閉じこめられ、たまらなく惹かれるものを感じた。 魔法にかかったように無垢な身を捧げたあと、 停電が解消して地上に着くなり、タリアは逃げ出してしまうーー。 1年後。嵐の夜に授かった赤ん坊を抱いて 公園のベンチに座っていると、突然声をかけられ、息をのんだ。 この子と同じ、真っ青な瞳……。デイン? あなたなの? 情熱を交わした男性は、実は不動産開発業で超有名な億万長者! 彼に妊娠を知らせる手段もなく、妹の学費や赤ん坊との生活費を稼ぐため懸命に働いていたヒロインは、同じく結婚願望のない彼に、25万ドルという大金と引き替えに彼の国で暮らすよう誘われ……?

幼子は秘密の世継ぎ幼子は秘密の世継ぎ

「きみとの結婚はうまくいくと思う。 ぼくを愛するという間違いを犯さない限り」 シングルマザーのエメラルドは悩んでいた。 幼い息子の父親に、子どもの存在を打ち明けるべきかを。 何しろ、彼──コスタンディンは一国の王なのだから。 6年前、仕事先で知り合ったハンサムな王子との一夜限りの関係。 妊娠に気づいたときにはコスタンディンは国王に即位し、 王妃を迎えていた。けれど今、彼は離婚し、 しかもエメラルドの昔の職場でパーティーを開くらしい。 息子のことを伝えるなら今しかない! 再会したコスタンディンは、さらに魅力的になっていた。 冷静でいなければとわかっていても、ときめきを抑えられず……。 幼子を一目見た瞬間、自分にそっくりだと実感しつつも、罠にかけられたように感じたヒーロー。ヒロインははたして息子を父親に会わせることができるのかをハラハラしながら見守ってください! 大スター作家S・ケンドリックのシークレットベビー物語決定版。

灰かぶりは伯爵の愛し子を抱く灰かぶりは伯爵の愛し子を抱く

娘を見るたび、まぶたに浮かぶ彼の姿。 ある日、本当に彼を目にするとはーー! 乗馬中にぶつかった男性が顔を上げた瞬間、メリッサは息をのんだ。 シルバーグレーの瞳。傲慢そうな顎。間違いない。ローレンスだわ。 この20カ月、かたときも頭を離れなかった男性ーー ファーストネームしか知らなかった娘の父親が、目の前にいる。 「メリッサじゃないか! その子はいったい──」 「ローレンス……」腕のなかの娘を強く抱きしめ、一歩後ずさる。 都会に憧れる世間知らずの男爵令嬢が、使用人の姿で訪れたロンドンで 素性の知れない男と恋におち、身ごもった。家名に泥を塗ったと 激怒する両親の反対を押し切って、メリッサは娘を産み育ててきたーー。 「とても美しい子だね。君の夫は幸せ者だ」 「夫はいないわ」その言葉に“ウィンチカム伯爵”は顔色を変えた。 メリッサが自分の子を産み育ててきたことに責任を感じてローレンスは、彼女に求婚。彼が裕福な伯爵と知って大喜びする両親をよそに、メリッサは哀しみに沈みます。彼が欲しいのは私ではなく娘だけだから……。リージェンシーの切ないシークレットベビー物語!

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