著者 : 高橋源一郎
ジョン・レノン対火星人ジョン・レノン対火星人
「ジョン・レノン対火星人」のサインを出されたバッターはいったいどうすればいいのだろか?打つ?一球待つ?その奇妙な三塁コーチャーが死んでしまった現在では、わたしたちには確かめる術がないのであるーというわけで、頭の中がスプラッタしちゃった「すばらしい日本の戦争」を救うべく、T・Oとわたしの奮闘が始まった。世界初の三島賞作家が贈る60年代3部作完結編。
虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)
「面白くない」と背番号7の宇野人形は文句をつけた。「あいまいだわね」と『石野真子』ちゃんも同調した。「うるさい、どんな話をしようとわたしの勝手だ」-というわけで、お話は続きます。信じようと信じまいと。9人の金子光晴、アメリカに行くための地図、伊藤整の「日本文壇史」、「ハッピイ・エンド」など、文学史上初の豪華8大付録つきで贈る、ポップでキュートなポストモダン新物語。