著者 : 高橋由太
春らんまん。江戸は本所深川で、三味線の音を聞きつつ駄猫ライフ満喫中の化け猫のまるに、町娘姉妹の悲話が降りかかってきた。悪い奴らに騙されて、骨までしゃぶられる人間たちを見て、「ゆるせない!」と仲間だった化け猫たちも立ち上がる。まるはもう裏の“仕事人”稼業はやめたはずだったけれどー。痛快シリーズ第1弾!
死病が大流行した幕末、近藤勇の剣術道場は閑散としていた。ある晩、仲間の土方歳三や沖田総司と町の見回りに出たところ、生き返った屍の群れに取り囲まれてしまう。辛くも逃れたものの、戦いで負傷した総司の様子がおかしい。次の将軍と噂される一橋慶喜に、日本中で増殖する“ゾンビ”が原因らしいと知らされた近藤たちは、その退治を頼まれるがー
深夜、濃い霧が立ちこめる京の都に数多の剣士を斬り伏せる黒い狐面の男ー黒九尾が現れた。その正体は伊織の親友で天才剣士と名高い柳生十兵衛!?歩き巫女おこう、御堂ユキらに加え、不老不死の身体を持つ天草四郎、骸骨妖怪がしゃどくろ、そして伝説の陰陽師・蘆屋兄妹も参戦し、打倒黒九尾に挑む!伊織と“鬼火”は最強の黒幕を倒せるのか?「ぞろり」シリーズ、ついに完結。
柳生家の隠し道場が急襲された。残されたのは「肝」を抜かれた死体の山ー。一方、伊織が住む一膳飯屋に現れた長宗我部元親を名乗る男は、怪しい石を懐から出し、秦の始皇帝復活を告げる。そして吉原で遊女が惨殺され…。迫り来るキョンシー軍団、悪魔に魂を売った柳生十兵衛、さらに伊織がお狐様に身体を乗っ取られ、大ピンチ!窮地を救えるのは“鬼火”だけ?シリーズ第5弾。
風魔一族の頭目の跡取り・風太郎に、父からの命が下る。近ごろ江戸を騒がせる不思議な事件が抜け忍の仕業ならば、見つけ出して始末せよというのだ。風太郎は妹のふう子を伴い江戸にやって来るが、それは一年前に姿を消した母をさがすためでもあった。岡っ引き・伝兵衛の下で働くことになった風太郎は、次々起こる怪事件の解決に奔走する!痛快新シリーズ開幕!
月日は流れ、青年となった鬼麿は、美しい狸の妖かしに誘われ、美しい狸の里へ。しかし、出迎えた狸の王は鬼麿に告げる。「この町は滅びる。ぽんぽこを連れて逃げてくれ」鬼麿の最後の戦いの結末は!?
数々の猛者たちとの戦いの末、平家に仕えることになった鬼麿。試練は続き、その中で明らかになる、ぽんぽこが、その笑顔の裏に背負った運命の姿! 平安を舞台にした化け物たちの激しく哀しき物語、第2弾!
時は平安、陰陽師の時代。”鬼斬り(おにぎり)”と呼ばれる鬼退治を生業とする美貌の剣士がいた。名は相馬鬼麿。そしてその相棒は、美少女ぽんぽこ。果たしてその正体は狸の妖かしであった!?
葛葉姫に乗っ取られた江戸城を取り戻し、江戸の町を救うため、戦いに向かう小次郎とぽんぽこ。そこには予想だにしない敵が待ち受けていた!! 時空を超えたぽんぽこの因縁が、ついに明らかに!?
江戸に戦国武将の霊が!? どうやら風魔の仕業らしい。ぽんぽこと小次郎は、江戸の四神相応の地に散った風魔五人衆を追うことに……「ちょんまげ、ちょうだい」事件の解決もつかの間、魔物との激闘が始まる!