著者 : 鳴海章
熱海警察署刑事課の組織暴力担当の刑事・住田航の相勤者として、県警本部から國貞智宏が赴任してきた。國貞は暴力団担当のエースであり、容姿も県警の広告に採用されるほどの男前だった。だが、なぜその國貞が冴えない住田の相方にー彼は何か密命を帯びているのか。謎多きその行動に不審を抱きながらも、彼からの情報を基に住田は老人介護施設を探り始める。そこで、闇カジノが運営されているというが…。
佐東理は東大卒で空自パイロットとなるが凄腕の名人達を目の当たりにし退職。いずれ戦闘機から人間を引きずり下ろすため、人工知能AiCO搭載無敵の無人機を開発した。だが、テストパイロットとして指名した名人郷谷良平が再び立ちはだかる!緊迫する尖閣諸島上空、無人機と名人の凄絶な空中戦が始まる。
南米のコカインを駆逐せよ!ホワイトハウスから命を受けた退役将軍バーンズは、作戦の遂行を宿敵にして最良の友、那須野治朗に託す。那須野はキューバへ飛ぶが、愛機「ネオ・ゼロ」は敵に爆破されてしまう。絶体絶命の窮地の中、那須野とチーム・ゼロのメンバーは賭けに出る。伝説のパイロット、ぶれない男の生きざまの物語、ついにクライマックス。発表から25年冷めない熱。シリーズ感動の最終話。
その戦闘機には死角が存在しない。脳に直接アクセスする電子装置を兵器に運用しようとする危険な野望。米空軍の暴走を阻止すべくチーム・ゼロのメンバーが再集結するが、作戦を実行できるのはあの男しかいない。日本で唯一の撃墜マークを持つパイロット、那須野治朗。人智を超えたシステムを相手に、伝説の戦闘機乗りは賭けに出る。脳科学の進化を四半世紀前に予見していた伝説の航空小説第3弾。
神奈川県警公安捜査員・伊藤朱璃は、爆弾テロリスト・トウキョウボマーをついに追い詰める。しかし、そこには痛烈な惨劇が待っていた!さらなる事件を巻き起こすため、国際的な犯罪集団が、最強の工作員を日本国内に送り込んだ。対する警察庁は、超法規的措置S計画で対抗する。血には血を、銃弾には銃弾を…。報復の応酬劇に、朱璃は果敢に立ち向かう!
渋谷の円山町のラブホテルで高齢の男性の性交死と思われる死体が発見された。男の身元は間もなく、近くの介護ホームに住む元校長の藤村と判明。そして、防犯カメラには現場を立ち去る制服姿の少女が映っていた。数日後、警察上層部からの命令によって事情聴取されたのは、絶大な支持を集めるカリスマ女子高生の神子だった。藤村と神子の関係を追う刑事たちの背後で、動き始める公安特殊課。驚愕の結末が待ち受ける長篇警察小説。
北朝鮮の原子力施設を爆撃します。協力を願いたいー。米国からの重く困難な極秘要請をうけ、日本の技術者により最新鋭の戦闘機「新・零戦(ネオ・ゼロ)」が開発された。任務を遂行するのは、元自衛官のパイロット、「ソ連機を撃った男」那須野治朗。誰が敵で誰が味方?各国の思惑が交錯する中、男は一人飛び立つ。陰謀渦巻くサスペンス、呼吸を忘れる空中戦闘、男と男の絆。名作は時代を越える。
銃身と銃床を切り落とした猟銃ー。使われた凶器から、暴力団組長殺害の容疑者が浮かび上がった。ハン兄弟と呼ばれる二人の中国人。彼らを内偵中、矢頭は相勤者の針尾を失う。警察組織との繋がりを察知した矢頭は、孤立無援での復讐を決意する。特殊部隊出身といわれる手練れを相手に、矢頭はひとり立ち向かう!川崎工場街の煌めく灯のなか、決死戦の結末は!?
米ソ冷戦時代。航空自衛隊パイロット那須野治朗は、米軍大佐バーンズから「お前はソ連機を撃墜できるか?」と問われる。陰謀をはらんだ沖縄上空での米軍機密演習。那須野が迎え撃つ相手とは。そして彼が零戦を表す「ジーク」という二つ名を得た15年前の出来事とは。四半世紀にわたり読み継がれた名作“ゼロ・シリーズ”第一巻、待望の復刊。今こそ、男を取り戻し、そのG(重力)を体感せよ。
時は幕末。富山藩の薬売り、於菟屋藤次が帯びた使命は薩摩への販路開拓。交渉の切り札“昆布”を求め、北前船で大坂から蝦夷へ。死と隣り合わせの道中、秘伝の忍の技で難局を切り抜けていく。一方、支藩の動きを察した加賀藩が放った刺客は必殺剣の使い手、馬渕洋之進。北から南へ呉越同舟の決死行。二人の男が求めるは生きる道か、はたまた死に場所か。圧倒的迫力で贈るハードボイルド時代小説。
住田航は温海警察署の刑事課の組織暴力団担当の刑事。署のある静岡県温海市は観光地で近年、準暴力団の特殊詐欺グループの進出が噂されている。そこに県警本部から住田の相勤者として國貞智宏が異動してきた。國貞は本部の対暴力団のエースであり、その容姿は県警の警察官募集のポスターに採用されるほど。なぜ國貞の相勤者に住田が選ばれたのか。國貞にはなにか密命があるのか。謎の多い國貞に不審を抱きながらも、彼の情報を元に、老人介護施設を隠れ蓑にして運営されているという闇カジノの捜査に乗り出すが…。警官の正義を問う、書き下ろし警察小説。
尖閣諸島付近で日本の民間機と中国の偵察機が原因不明の墜落事故を起こした。その裏には、各国がしのぎを削る国産ステルス戦闘機開発プロジェクトの影がー。AI時代の国際インテリジェンス小説登場!
激化するシリア内戦に対して派遣された多国籍和解仲介団。だが、チャーター機は謀略により強制着陸させられ、乗員乗客全員が拘束されてしまう。戦火が迫る中、人質救出に送り込まれた元航空自衛隊隊員たちは、空前絶後の作戦を決行するー。航空軍事サスペンスの旗手が描く、ありうべき世界の危機。
北海道警刑事・平和男は、違法DVD販売の疑いで、元中学教諭の男を管轄外の東京・西日暮里の自宅まで逮捕に向かうも、男は拳銃を発砲し逃走してしまう。ただちに緊急配備が発令され、機動捜査隊浅草分駐所の面々も出動するが、この事件の背後には特殊詐欺の影が。犯人をとり逃がし責任を感じる平は、意地の捜査で手がかりを掴もうとするがー。
台東区根岸のラブホテル街で、スーパーの社長が口の中を銃で撃たれて死んでいた。機動捜査隊浅草分駐所の刑事・辰見は、二十七年前に起きた暴力団組長射殺事件の手口を思いだし、当時の関係者で元ヤクザ・永富と再会。だがその後、同じ手口で二人目の犠牲者が。事件の背後に隠された驚きの真相とは…!?いぶし銀の魅力全開の傑作警察小説!
「SD」特殊部門として組織された即応班は、公安部局の中では「体制の犬たち」と揶揄されていたー。捜査一課特殊部隊を辞職し、SDに加わった木谷赫音は、名うての狙撃手の娘だった。フィリピンの天然ガスの洋上プラントがテロリストに襲撃され、日本の経産大臣が人質として囚われた。赫音は仲間とともに決死の戦いに挑む。著者渾身の「狙撃手シリーズ」新展開!
物に触れると意識だけがタイムスリップするという特殊能力を持つ桃井初音は、仕事で出会った表聡一郎に唆され、彼が代表を務める「御先祖様調査研究所(ARI)」のメンバーとなっていた。ある日、ARIに新選組関係者の備忘録が持ち込まれる。その古いページに触れた瞬間、初音の精神は時を越え、ひとりの少年の躰に入った。そこは幕末、池田屋騒動直前の京都。目の前には伝説の剣士・沖田総司の姿が…。痛快歴史ミステリー!
人間の顔を瞬時に記憶する異能刑事・狩野真盾。その特殊能力を見出した公安捜査官・吉田は、東京・六本木で発生した奇怪な殺人事件に狩野を起用する。謎を解く鍵はソウルにある。二人は韓国に飛ぶが、そこには驚愕の真相が待ち受けていた!江戸川乱歩賞作家が著す、国際サスペンスの傑作!
“アラブの春”は中東に平和をもたらしたのか。激化するシリア内戦に対して送り込まれた多国籍和解仲介団。だが、彼らの乗った旅客機はシリア空軍により首都から遠く離れた空港に強制着陸させられ、乗員乗客全員が拘束されてしまう。戦火が迫る中、人質救出に送り込まれた元航空自衛隊パイロットたちは、空前絶後の作戦を決行する。圧巻の迫力!息も継がせぬ空中戦!元航空自衛隊パイロットVS.シリア共和国空軍エース。航空軍事サスペンスの旗手が描く、ありうべき世界の危機。