著者 : 鴉羽凛燈
紫陽花宮で寵愛を受けながら、日夜料理の構想を欠かさないシュヘラザード。今宵のメニューは……
第一皇子の息子カイ・ラシュとの一悶着を、鞭打ちに耐えるという苦行で乗り越えたシェラ姫。 これをきっかけにカイ・ラシュはシェラに惹かれていく……。 城の外の様子を知りたくて、イブラヒムを言いくるめ城下に繰り出したシェラ姫は、そこで出会った奴隷マチルダ(元パン職人)を雇用し、ピザパーティーを開幕させたり、戦勝祝いの宴で奇跡の力でイブラヒムをうっかり落としてしまったりと大忙し。 そこに、聖女バルシャが現れ事件を起こすが── やることが全て裏目(?)にでて、関わる人々を沼らせる、天然人たらし系幼女の絶品グルメをご堪能あれ!
龍久国では、強大な使い魔を従えた皇子達が政治から妖怪退治まで活躍していたが、第九皇子・紅運は、一人使い魔を持たぬあまりもの。しかし、皇帝の死を機に起きた宮廷の危機を救うため、最強の魔物の封印を解いてしまう! 目覚めた大魔は、一見ガラは悪いが、過去を教え、あれこれ助言をくれたりして……? 大量の死霊や妖怪を一度に焼き払い、獅子の姿で空を駆ける力を手に入れた紅運は、大魔の過去を知りつつ、相次ぐ凶事の発生に対処していく!
母の身分が娼婦だったため、王族なのに虐げられて生きてきたエレンディラ。敵国アグドニグルに攻め入れられ、皇帝に「有益か、無益か」問われた彼女は咄嗟に「陛下、プリンを召し上がりませんか!?」と提案。前世日本人の知識を生かし、千夜、毎夜新しいメニューを献上することを条件に、王族として自国の民を救う選択をするが……
嘘が上手なモテ男×空気担当の喪女。おじさま好き女子大生×DTの美男子大学生。あるマンションの6階に住んでいる厄介な男女がおりなす、一筋縄ではいかない、大人のための恋物語。