著者 : P・G・ウッドハウス
静寂を好み、花々を愛で、愛豚を慈しむ。都会の喧騒を嫌い、“地上の楽園”に帰ってきたエムズワース伯爵を待ち受ける災難とは…。豚盗難計画や富豪令嬢の婚約問題など、次々と巻き起こる珍騒動を円満解決するために奮闘するフレッド叔父さんの“微笑”と“奉仕”。“ブランディングズ城”シリーズ長編第八弾!
これぞ英国流ユーモアの極致!“ブランディングズ城”シリーズ第一作を初邦訳。アメリカ人富豪の所有する貴重なスカラベがブランディングズ城主の手に渡り、富豪の従者、城の滞在客、伯爵秘書を巻き込んだ珍騒動へと発展。果たしてスカラベは誰の手に?
新シリーズ登場!!ウッドハウスの全小説中、否、世界文学史上、もっともナイスで、ハチャメチャで、イカレた性格のフレッド伯父さんが、あのブランディングズ城で空前の大暴れ。英国ウッドハウス協会の人気投票でもトップを獲得した『ゆけゆけ、フレッド伯父さん』もあわせて収録。
英国王室御用達、笑いの大巨匠。あのウッドハウスの新シリーズ登場!!P・G・ウッドハウスの未知の傑作小説を続々と紹介。第1回は、百万長者のうえに容姿端麗、気立てもバツグンだけど、ちょっとおまぬけな青年紳士ボドキン君が主人公。豪華客船を舞台に、ワニを飼うお騒がせの人気赤毛女優、問題の多い変人客室乗務員、ヘーゼル色の瞳の女子ホッケー選手などなど、あいも変わらぬ奇人と怪人たちが船上狭しと大活躍。最上質爆笑保証付きの至高の名作、本邦初訳。
綿菓子のようなスローな頭脳を持つエムズワース伯爵の目下の関心は、ブタの飼育と、カボチャの品評会に優勝すること。なのに居城ブランディングズは本日も大騒動。不肖の息子・超頑固な庭師・妹たちとその娘たち…。老いた卿には心の休まる暇がない!ユーモア小説の巨匠ウッドハウスの、キュートなご主人受難録。全短篇収録。
時は20世紀初頭。ロンドンのマンションの一室に、執事ジーヴズは今朝も流れるように紅茶を携えやってくる。村の牧師の長説教レースから実らぬ恋の相談まで、ご主人バーティの難題をややいじわるな脳細胞が華麗に解決(?)。バーティたちが通うドローンズ倶楽部の愉快な面々も少し顔をのぞかせる、ユーモア小説傑作選第2弾。
20世紀初頭のロンドン。気はいいが少しおつむのゆるい金持ち青年バーティには、厄介事が盛りだくさん。親友ビンゴには浮かれた恋の片棒を担がされ、アガサ叔母は次々面倒な縁談を持ってくる。だがバーティには嫌みなほど優秀な執事がついていた。どんな難帯もそつなく解決する彼の名は、ジーヴズ。世界的ユーモア小説の傑作選。
奇怪な儲け話をひっさげて、今日も僕を引きずり回すユークリッジ。ペキニーズを大量に集めて「犬学校」を開校し、無敵のボクサーのマネージャーに就任などなど、大儲け間違いなしだぞ友よ、我輩を信じたまえ!とぶちあげる計画は、毎回、華麗に破綻する。真っ黄色のコートに針金で修繕した眼鏡の怪人・ユークリッジの詐欺スレスレ(というか詐欺)の活躍。巨匠のプロットの冴えとコメディ・センスが全面展開するシリーズ、ここに堂々開幕。
綿菓子のようなスローな頭脳の持ち主、第九代エムズワース伯爵。美しい庭と平穏な暮らしを何より愛する老伯爵に、今日もトラブルが容赦なく襲いかかる。不肖の息子に鉄血の妹。腕はいいが頑固な庭師。騒動に揺れる伯爵の領地に平和は戻るのか?世界で高い人気を誇るエムズワース卿シリーズの全短編に加え、巻末にアントニイ・バークリーによるウッドハウスのパロディも収めた第2巻。
戦後初。探偵小説にも英国文学にも巨大な影響を及ぼし、全世界で百年以上も読まれつづける巨匠、ウッドハウス。その全貌を明らかにする戦後初の選集、第1巻は天才執事ジーヴズの機略縦横の活躍、よりぬき傑作選。