著者 : fame
陰謀に揺れるメルクロフ学術院。 ロンドシウス王国の王女・セラフィーナの申し出により開かれた講和会談は、王国側に紛れていた急進派により混乱へ陥れられた。 ロルフはリーゼ達と散り散りになり、敵対すべき王国の老兵・ビョルンと成り行きで行動を共にする。 彼らは衝突しながらも、教会に潜む首謀者を追い詰めていく。しかし、その末でロルフの前に現れたのは……。 「よう、でくの坊。お前を殺しに来たぜ」 かつて第五騎士団で共に戦った女戦士、ラケル・二ーホルム。 彼女の戦鎚と、ロルフの煤の剣がいま激しい火花を散らす。 そこに、戦いを止めんとするエミリーも参戦してーー。 戻らない時間。曲げられない覚悟。 矜持と共にぶつかり合うその一騎打ちの果てに待つ結末はーー。 ーーそして、ついに邂逅する。 「お前さ、こう考えてるんだろ? 世界を争いで満たしたのは、目の前の男なのではないか、と」 真なる邪悪が、いま姿を現す。 圧倒的世界観で描かれる戦記ファンタジー、急展開の第7巻。
霊峰ドゥ・ツェリンの陥落。 “煤まみれ”だったロルフ、そして魔族軍が王国軍を撤退させたという報せは、ロンドシウス王国に大きな動揺をもたらした。 霊峰での戦いを経て、王国の反体制派だった傭兵らも合流し、魔族軍は連合として大きな勢力になっていく。 事態を危惧した王国の王女、セラフィーナ・デメテル・ロンドシウスは、ロルフの虚をつく一手に出る。 それは、講和の申し入れ。それも、ロルフ本人への。 迷いの末に、会談の場へ向かったロルフを待っていたのは── 「ロルフ……」 「……エミリー」 ロルフのかつての婚約者であり、騎士団長であるエミリーだった──。 歴史的講和を企図する会談で、ロルフが発する言葉とは。 「だから俺は、剣を取った」 しかし、その会談の先に待ち受けていたのは予想もしない事態で……。 圧倒的世界観で描かれるWEB戦記ファンタジー、2か月連続刊行の第6巻。
人類を脅かす十二形骸と化すも、心を保ち、人類を守る聖騎士のアル。主人の聖女アストランティアと共に『雪白』の称号を賜った彼は、つかの間の日常を過ごしていた。そんな彼らの前に、アルと同じ十二形骸でありながら、聖女ネモフィラの聖騎士となったセオフィラスが現れる。己の聖騎士を討伐させようと目論むネモフィラと、彼女を「姫」と呼び従うセオフィラス。複雑な思惑が交差する中、聖者たちは次なる十二形骸『片腕の巨人兵』の討伐へ挑むー。蘇った最強剣聖の無双ダークファンタジー、波乱の第二弾!
死闘の果てに強敵を退け、タリアン領を攻略したロルフたち。 次に向かう戦場は霊峰ドゥ・ツェリン。ヨナ教団の重要拠点である。 その地には、教団の私兵集団、済生軍が居た。 加えて王国からはティセリウス率いる第一騎士団、さらには次いで強力な第二騎士団までもが投入される。 霧が立ち込める神の山を舞台に、過去最大の戦いが始まるのだった──。 敵と味方の夥しい血が流されていく戦場で、ロルフは漆黒の剣を振るう。 彼の前に次々と立ちはだかる、未曽有の強者。 だが彼もまた、一人ではなかった。 新たに挙兵した魔族の仲間たち。 理不尽へ反抗するべく蜂起した、王国の反体制派。 そしてロルフを信じる友。 志を同じくする者たちは集い、そして戦う。 世界を変えるために。 「必ず帰って来る」 隣に並ぶ戦友と共に、信じる道を切り拓く──! 圧倒的人気のWEBファンタジー、覚悟と運命の第五巻!
呪われし力で呪いを殺す 異形と異端の最強聖者!! 不死者に堕ちた最強騎士が不死者狩りの学院で無双する!! <あらすじ> 「なんでもやるさ。俺はもう、お姫さんの聖騎士だからな」 魔女の呪いによって、不死の怪物となってしまった騎士の青年アル。 三百年後の世界で、魔女の末裔の少女アストランティアと出会った彼は、全ての呪いを殲滅すべく、彼女の騎士になることを誓った。 アストランティアの願いにより、彼は呪いと戦う“聖者”を育成する学院へ入学し、正体を隠して生きることになる。 しかし、三百年磨き続けた実力は隠しきれるものではなく、入試でトップクラスの聖者を圧倒してしまい……!? 異形の騎士と異端の聖女、最強タッグが紡ぐ学院無双ファンタジー!
領都アーベルの攻略に成功し、ロルフは魔族軍にあって将軍の任を拝命した。 しかし、彼は人間。これまで魔族を虐げてきた種族であることに変わりはない。 わずかに揺らぐロルフの周囲。 そしてロルフも、妹・フェリシアとの激闘でゆらいだ決意を自覚していた。 そんな彼のもとに一通の手紙が届く。その差出人は、かつて彼が助けた女性・フリーダ。 そこには、ロルフがいた第五騎士団の団長・タリアンの悪行が書かれており──。 彼は、何のために戦うのか。 正義のためか。弱き者のためか。 それとも──。 「怖い思いをさせて済まない。もう大丈夫だ。俺はここにいる」 助けを求める少女を背に、ロルフは漆黒の刃を振りぬく──! 過去を断ち切り、運命に立ち向かう彼を待つものとは。
魔族であるというだけの理由で、それを邪悪と断ずるロンドシウス王国。 その常識に抗い続けた、魔力を持たない”煤まみれ”、ロルフ・バックマン。 運命に引き寄せられ、ついにロルフが手にした”煤の剣”は、彼にこの世界へ抗う力と、とある固い決意をもたらす。 自らが信じる正義のため──魔族とともに、ロンドシウス王国を倒す。 辺境伯の領都・アーベルを制圧するための作戦をリーゼたち魔族とともに開始するロルフ。 だが、彼は知らなかった。 ロルフたちに差し向けられた領軍の中に、第五騎士団最強の魔導師にして彼の妹、フェリシア・バックマンがいることを──。 「……本気で、人間を裏切るんですか? 魔族に寝返るんですか?」 「人だからこうするんだ。信じるもののために立ち向かうのが、人だと思うから」 かつては自分を慕っていた妹──。避け得なかった悲しき戦いが、いま幕を開ける。
アレスたちの前に現れた、預言の力を持つ王女シャルロッテ。アレスに興味を持ったと語る彼女は、強引に旅に同行しようとする。 そんな折、異常なモンスターの出現情報を得て討伐に向かう一行。そこにいたのは、なんと全属性の攻撃が効かない未知のモンスターであった! 危機に陥りながらも、アレスは覚醒した新能力『アップデート』で敵を打ち倒す。しかし、ほっとしたのも束の間、シャルロッテが堕天使ネフィリスの復活と、新たな厄災を予知してーー!?
あらぬ冤罪で第五騎士団を追放され、魔族領に隣接する辺境へと派遣されたロルフ。 しかし辺境で待っていたのもやはり、神に棄てられた者へ対する差別の日々だった。 その中で彼は、自分と同じ“煤まみれ”と蔑まれる魔族の奴隷少女、ミアと出会う。 何故この罪なき子供が悲しみを強いられているのか。魔族は本当に滅ぼすべき邪悪なのか。 ミアと過ごす毎日は、ロルフの心の中に、ある決意をもたらす。 そして赴いた魔族領で彼が見たものとは。至った覚悟とは。 「俺に約束を守らせないつもりか? そうはさせるか。そうはさせるものかよ」 人間と魔族の終わりなき抗争。謂れなく流される血。正しき人たちの零す涙。 非情な運命を許せぬロルフが手を伸ばした時、その手に握られていたものは──。 「さあ──決着をつけよう」 神に棄てられ、蔑まれ続けた“煤まみれ”の、世界への叛逆がついに動き出す──!
知勇ともに優れた神童・ロルフは、十五歳の時に誰もが神から授かるはずの魔力を授からなかった。 彼の恵まれた人生は一転、男爵家を廃嫡、さらには幼馴染のエミリーとの婚約までも破棄され、騎士団では"煤まみれ"と罵られる地獄の日々が始まる。 しかし、それでもロルフは悲観せず、ただひたすら剣を振り続けた。 そうして磨き上げた剣技と膨大な知識、そして不屈の精神によって、彼は襲い掛かる様々な苦難を乗り越えていく──! 騎士とは何か。正しさとは何か。守るべきものとは何か。そして彼がやがて行き着く未来とは──。 神に棄てられた男の峻烈な生き様を描く、壮大な物語がいま始まる。
スキルを授かる神託の偽で、アーヴィン家の次期当主であるアレスは“チート・デバッガー”という正体不明のスキルを授かってしまい、そのため家族からは“外れスキル”だとみなされ、家を追放されてしまう。途方にくれながらも隣町を目指していた道中、アレスはモンスターと戦う婚約者ティアの姿を見つけた。とっさに助太刀するアレスだったが、その戦闘中に“チート・デバッガー”が発動し、まさにチート級の効果を発動させてしまう!!そしてアレスの夢に付いていくと言うティアと共に、2人は“世界の果て”を目指す旅に出るのだったー!!
迷宮内の地下都市に突如として現れた巨竜。上級冒険者でさえも歯が立たず、人々がなすすべもなく逃げ惑う中永い眠りから目覚めた錬金術師・マーゼンは敢然と竜の前に立ちはだかる。「…いいだろう。錬金術師の力、見せてやる」巨竜さえも一撃で屠るマーゼンの圧倒的な力ーマーゼンの駆使する「錬金術」は人々の認識を遙かに超越したものであり急速に人心を惹き付けるようになっていく。だが、それは既存の体制で権益を獲得していた一部勢力にとっては望ましいものではなく、マーゼンを亡き者にしよう とする動きを誘発するのだった…。差し向けられた最凶最悪の刺客!だが、そうした暗殺者さえもマーゼンは究極の錬金術で凌駕していくー!!失われた知識でロストテクノロジーを駆使!あらゆるものを作り出す万能にして最強の能力!!極めた錬金術に不可能はない!!
まだ極めるべきことがあるー男は強い決意とともに究極の秘薬を手に取った。若返りの秘薬ー記憶を維持したまま身体を若返らせる。だが、その薬が効果を発揮するには永い眠りを要した…。-500年後。その男、錬金術師マーゼンが目覚めたのは著しく変貌を遂げた世界だった。国家は消滅し、文明が進歩した様子は微塵もない。それどころか、人々は限られた属性しか有しておらず、基礎的な錬金術さえも失われてしまっていた。若さと活力を取り戻したマーゼンは未知の世界へと踏み出していく!失われた知識でロストテクノロジーを駆使!そしてマーゼンの前に広がる謎の迷宮都市ーあらゆるものを作り出す万能にして最強の能力!!極めた錬金術に不可能はない!!