ジャンル : 外国の小説
シャン・ハオティンは明るく親分肌で、男女を問わず生徒たちから人気のカリスマ性の持ち主。成績が悪いのに口ばかり上手く、授業をボイコットしたり、保健室で女子とイチャイチャするなど、教師たちからは評価が低い。両親と妹、4人家族で何不自由なく伸び伸びと育ってきた天真爛漫な高校3年生。反対に教師たちに可愛がられているのが、学年で一番の成績のユー・シーグウ。休み時間も放課後も勉強に打ち込み、いい大学に入学することを目指している。幼少期に両親を亡くし、叔母に育てられたが、叔母の結婚を期に自活を始めた。アルバイトで生計を立てながら、奨学金を得るため学業にも励んでいる。切り詰めた生活のため、体が弱い。学校やアルバイト先の大人たちが何かとサポートしようとするが、自立心が勝り素直に受け取ることができない不器用な高校3年生。ハオティンのガールフレンドが、シーグウに近づいたり、ハオティンにとっては何かと目障りなシーグウ。最初は腹を立てていたものの、境遇も価値観も違うシーグウに興味を持ち始めるーー。 ワンコ攻め/ツンデレ受け/せつない/片思い/高校生 台湾発の人気BLドラマシリーズ「HIStory」ノベライズ邦訳版
4年前、マフィア組織“行天盟”(シンティエンモン)の当時のトップ、タン・グォドンと、刑事リー・リーチェンが撃たれて死亡する事件が起きた。リーチェンがマフィアと結託していたため起こった事件と見られているが、犯人は捕まっておらず、未解決事件となっている。新北市政府警察局の刑事モン・シャオフェイは、慕っていたリーチェンに掛けられたあらぬ疑いを晴らし、犯人を捕まえようと、一人捜査を続けていた。モン・シャオフェイは事件で唯一生き残った現組織のトップ、タン・イーが何かを隠していると睨み、手段を選ばずタン・イーの行動を追い続けるがーー。 男前攻め/ワンコ受け/ヤクザ 台湾発の人気BLドラマシリーズ「HIStory」ノベライズ邦訳版
全世界を夢中にするタイBLの名作が、ついに日本語翻訳版小説で登場! 入学とともに寮生活を始めた大学生・タイプは、幼い頃の出来事がきっかけで、同性愛に対しトラウマを持っていた。ある日、気が合うと思っていたルームメイト・ターンがゲイであることを知り、彼を追い出すためにあれこれと策を企てる。そんな嫌がらせに対して最初は怒っていたターンだが、憎みきれないタイプの言動をだんだんと可愛らしく感じるように。そして彼のことを知っていくにつれ、守りたいという思いが強くなっていく。一方のタイプはターンからのアプローチに戸惑うも、彼の真剣な気持ちに触れ、心が揺れ始めてーー!? 「嫌い」から始まるラブストーリー、ついに開幕!
暴動が起きた日から、世界は「あたしたち」と「あいつら」のふたつに分かれたーー 1992 年、アメリカ・ロサンゼルス。私立高校での生活も終わりにさしかかり、アシュリーと友人たちは、学校よりもビーチで過ごす時間が長くなっていた。 4 月のある日の午後、ロドニー・キングという黒人男性を半殺しにした4人の警察官に無罪判決が下され、すべてが一瞬にして変わってしまう。激しい暴動・抗議活動が起き、生まれ育ったLA の街が燃え広がるなか、ただの女の子だったはずのアシュリーは「黒人の子」になった。白人の幼なじみとの不協和音、家族のなかの対立、自分への軽蔑……。 ブラック・ライヴズ・マター(BLM)の源流となったロサンゼルス暴動という、じっさいの歴史的事件に着想を得た長編小説。NYタイムズ・ベストセラー選出、ウィリアム・C・モリス賞ファイナリスト。 宇垣美里さん推薦! 「自分自身を知るために、関係ないけど関係なくなんかない、貧富・性別・自分のルーツ。30年前を舞台にしながら、今と何ら変わらない問題を前に、等身大の少女の成長が眩しい」 「ときどき、女の子でいることはきついし、黒人でいることもきつい。その両方だと、二重の負担がかかってるのに、不平は言わせてもらえないようなものだ。自分の在り方について憶えておくべきことが多すぎるーー」(本文より)
捜査や潜入が題材になった作品を探している バレリーナが登場する作品が知りたい 隕石が出てくる作品を探している スイスが舞台になった作品が知りたい… そんな読者の要望を叶える、「テーマ・ジャンル」から引ける児童文学の索引。 1961〜1963年に日本で刊行された児童文学1,098作品を編纂。
幼い頃から空の世界に魅了されていたマリアン。空軍での従軍を経て、生涯の夢である地球一周飛行挑戦の途上、彼女は消息を絶った──50年後、ハリウッド映画でマリアン役を演じるハドリーは、明かされることのなかった秘密に近づいていく。英国最高峰ブッカー賞最終候補作
韓国で4万部のベストセラー。 1920年代から50年代にかけての朝鮮独立運動・共産主義運動を女たちの視点から、女性作家が描き出す骨太の長編歴史小説を格調高い翻訳でお送りします。 植民地下の朝鮮で青春をともにした三人の女たち、許貞淑(ホ・ジョンスク)、朱世竹(チュ・セジュク)、高明子(コ・ミョンジャ)と、彼女たちの周辺の、朴憲永(パク・ホニョン)や呂運亨(ヨ・ウニョン)、金日成(キム・イルソン)など歴史に名を残した男たちがいきいきと描かれます。 戦時下のソウル、粛清の嵐吹き荒れる平壌、そして愛する娘が暮らすモスクワーー朝鮮共産主義運動史と生涯をともにし、それぞれの終着駅にたどり着いた三人の女たちの物語。 優れた文学作品にして東アジア近現代史、そしてフェミニズムの新たな必読書です。 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)解説。 ソ連から持ち込まれた一枚の白黒写真。夏の日差しを受け、小川に足をひたしながらおしゃべりする三人の女ーー植民地朝鮮の「新女性」許貞淑、朱世竹、高明子は、共産主義運動に人生をかけ、世界をまたにかけて激動の時代を生ききった。 朝鮮共産主義運動史に埋もれた驚異の女性たちを女性作家があざやかによみがえらせた骨太の歴史小説! 主な登場人物 日本の読者の皆さんへ プロローグ 1991年ソウル 第1章 夫婦になって無産者階級の解放に生涯を捧げることを誓いますか …1920年 上海 第2章 手芸の時間にトルストイを読んでいました …1924年 京城 第3章 清料理店の共産党、新婚部屋の青年同盟 …1925年 京城 第4章 死の陰鬱な谷を越えるとき …1927年 京城 第5章 ついに革命の心臓に到着する …1928年 モスクワ 第6章 資本主義世界の終焉は遠くない …1929年 京城 第7章 一緒に暮らすしかない状況だった …1932年 上海、モスクワ 第8章 行くとて悲しむな、私の愛する韓半島よ …1935年 京城 第9章 ここがあなた方の終着駅だ …1936年 モスクワ、クズロルダ 10章 日本の兄弟たちよ、君の上官に銃口を向けよ …1938年 武漢、延安 上巻年表
韓国で4万部のベストセラー。 1920年代から50年代にかけての朝鮮独立運動・共産主義運動を女たちの視点から、女性作家が描き出す骨太の長編歴史小説を格調高い翻訳でお送りします。 植民地下の朝鮮で青春をともにした三人の女たち、許貞淑(ホ・ジョンスク)、朱世竹(チュ・セジュク)、高明子(コ・ミョンジャ)と、彼女たちの周辺の、朴憲永(パク・ホニョン)や呂運亨(ヨ・ウニョン)、金日成(キム・イルソン)など歴史に名を残した男たちがいきいきと描かれます。 戦時下のソウル、粛清の嵐吹き荒れる平壌、そして愛する娘が暮らすモスクワーー朝鮮共産主義運動史と生涯をともにし、それぞれの終着駅にたどり着いた三人の女たちの物語。 優れた文学作品にして東アジア近現代史、そしてフェミニズムの新たな必読書です。 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)解説。 許貞淑が八路軍の政治指導員として太行山へと行軍していた1939年、親友の朱世竹はカザフスタン・クズロルダの流刑地で命をつないでいた。いっぽう転向書を書かされ、京城で静かに暮らしていた高明子のもとにある日、親日雑誌『東洋之光』の社長が訪れ……。 近現代史とフェミニズムの新たな必読書、女性作家による韓国ベストセラー歴史小説完結編。 主な登場人物 第11章 一幕の長い白昼夢 …1939年 京城 第12章 身体が土に埋められたら魂は夕焼けに埋められるのか …1942年 太行山 第13章 あなたのお父さんは朝鮮の革命家なのよ …1945年 ソウル、平壌、クズロルダ 第14章 狐の穴か、虎の穴か …1948年 平壌、ソウル 第15章 あの骸骨の中に一時トルストイやガンジーが入っていたというのか …1950年 ソウル、平壌、クズロルダ 第16章 僕が死んでも、その死が語るだろう …1952年 平壌、モスクワ 第17章 我々は結局、アメリカを発見できなかったコロンブスだった …1956年 平壌 エピローグ 1991年平壌 作者あとがき 解説 翻訳者あとがき 下巻年表
フランス支配下のアルジェリアでつつましく生きてきたジャコブと家族。ある日、ナチスから「祖国」を解放する戦いに、意味もわからぬまま動員された。兵士になると人間の身体や心はどうなるか? その家族は? 心の動きを瑞々しく映しだす独特の文体で、人間と戦争のリアルを描いて大反響を呼んだ現代フランス文学の傑作!
呪われた魔犬の伝説、毒矢による殺人、残された眼鏡の謎、奇妙な遺産相続騒動。名探偵ホームズと相棒のワトソン“少年”が挑む四つの難事件。探偵雑誌『宝石』の編集長を務めた武田武彦によるオリジナル翻訳がよみがえる!
私は愛された花嫁じゃない。こんなにみじめな結婚式がある?結婚行進曲はなし、写真撮影もなし、ドレスも理想とはほど遠い。切なさと悲しみの中、アレッシアはベールの奥から花婿を見つめた。すべては月の美しい夜、私が謎めいた億万長者ガブリエルを白馬の王子と信じ、純潔を捧げたことから始まった。冷たい目すら魅力的な彼が“花嫁”を欲しいのは間違いない。でも、決して相手が“私”だから欲しいわけじゃない。ガブリエルが手に入れたいのは私のおなかに宿った赤ちゃんだ。こんなに胸が苦しい理由ならわかっている。私が夫となる男性に愛されたいと願っているせい…。
ダーシーは亡き親友の娘の養親になりたい一心で、乗り気ではない男友達に頼みこみ、期間限定の結婚をしようとした。ところがボスのイライアスが式の直前に現れ、こう言い放った。「結婚する必要に迫られているなら、僕が花婿になろう」ひそかに憧れていたボスと契約に基づいた結婚をする!?複雑な思いに駆られながらも、ダーシーは申し出を受け入れた。即刻二人でロンドンからラスヴェガスに飛んで挙式したあと、滞在先のホテルでダーシーは彼に純潔を捧げてしまう。イライアスがけっして人を愛せない男性だと知りながら。
財産目当てで言い寄る男たちにうんざりした令嬢マーリンは、“もし1カ月間、身近に気づかれずに働き続けられたら、もう二度と結婚を強要しない”という賭を、父に願い出た。住み込みの職を見つけ、彼女は意気揚々と働き始めるが、雇い主の息子の銀行家キャメロンに早々に心を乱されてしまう。卑しい育ちの下品な女だと侮辱され、くびにすると脅されて、激しい口論の果て、昂った感情で一夜を共にしてしまったのだ。キャメロンには裕福な婚約者がいる。もしや私の正体を知り、打算で乗り換えようとしているの?傷ついたマーリンは、想いを秘めたまま、キャメロンの前から姿を消すが…。
「兄の忘れ形見に会わせてもらいたい」ベスが愛した唯一の男性ニコが、ふたたび目の前に現れた。-快活な面影は失せ、冷徹な大富豪のオーラをまとって。5年前、ベスはニコのことを心の底から愛していた。だが、ニコの出生の秘密を盾にした彼の兄に結婚を強要され、愛する人を傷つけたくなくて、何も言わずに去ったのだった。あれから連絡を断っていたのに、まさか訪ねてくるなんて!亡夫との地獄のような結婚生活の中、心の支えは息子だけだった。オリーブ色の肌と黒髪をニコから受け継いだ、男の子…。絶対だめ。ニコにそっくりな息子を会わせるわけにはいかない。