小説むすび | ジャンル : 外国の小説

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あの日あの日

シャン・ハオティンは明るく親分肌で、男女を問わず生徒たちから人気のカリスマ性の持ち主。成績が悪いのに口ばかり上手く、授業をボイコットしたり、保健室で女子とイチャイチャするなど、教師たちからは評価が低い。両親と妹、4人家族で何不自由なく伸び伸びと育ってきた天真爛漫な高校3年生。反対に教師たちに可愛がられているのが、学年で一番の成績のユー・シーグウ。休み時間も放課後も勉強に打ち込み、いい大学に入学することを目指している。幼少期に両親を亡くし、叔母に育てられたが、叔母の結婚を期に自活を始めた。アルバイトで生計を立てながら、奨学金を得るため学業にも励んでいる。切り詰めた生活のため、体が弱い。学校やアルバイト先の大人たちが何かとサポートしようとするが、自立心が勝り素直に受け取ることができない不器用な高校3年生。ハオティンのガールフレンドが、シーグウに近づいたり、ハオティンにとっては何かと目障りなシーグウ。最初は腹を立てていたものの、境遇も価値観も違うシーグウに興味を持ち始めるーー。 ワンコ攻め/ツンデレ受け/せつない/片思い/高校生 台湾発の人気BLドラマシリーズ「HIStory」ノベライズ邦訳版

ザ・ブラック・キッズザ・ブラック・キッズ

暴動が起きた日から、世界は「あたしたち」と「あいつら」のふたつに分かれたーー 1992 年、アメリカ・ロサンゼルス。私立高校での生活も終わりにさしかかり、アシュリーと友人たちは、学校よりもビーチで過ごす時間が長くなっていた。 4 月のある日の午後、ロドニー・キングという黒人男性を半殺しにした4人の警察官に無罪判決が下され、すべてが一瞬にして変わってしまう。激しい暴動・抗議活動が起き、生まれ育ったLA の街が燃え広がるなか、ただの女の子だったはずのアシュリーは「黒人の子」になった。白人の幼なじみとの不協和音、家族のなかの対立、自分への軽蔑……。 ブラック・ライヴズ・マター(BLM)の源流となったロサンゼルス暴動という、じっさいの歴史的事件に着想を得た長編小説。NYタイムズ・ベストセラー選出、ウィリアム・C・モリス賞ファイナリスト。 宇垣美里さん推薦! 「自分自身を知るために、関係ないけど関係なくなんかない、貧富・性別・自分のルーツ。30年前を舞台にしながら、今と何ら変わらない問題を前に、等身大の少女の成長が眩しい」 「ときどき、女の子でいることはきついし、黒人でいることもきつい。その両方だと、二重の負担がかかってるのに、不平は言わせてもらえないようなものだ。自分の在り方について憶えておくべきことが多すぎるーー」(本文より)

三人の女(上)三人の女(上)

出版社

アジュマ

発売日

2023年8月15日 発売

ジャンル

韓国で4万部のベストセラー。 1920年代から50年代にかけての朝鮮独立運動・共産主義運動を女たちの視点から、女性作家が描き出す骨太の長編歴史小説を格調高い翻訳でお送りします。 植民地下の朝鮮で青春をともにした三人の女たち、許貞淑(ホ・ジョンスク)、朱世竹(チュ・セジュク)、高明子(コ・ミョンジャ)と、彼女たちの周辺の、朴憲永(パク・ホニョン)や呂運亨(ヨ・ウニョン)、金日成(キム・イルソン)など歴史に名を残した男たちがいきいきと描かれます。 戦時下のソウル、粛清の嵐吹き荒れる平壌、そして愛する娘が暮らすモスクワーー朝鮮共産主義運動史と生涯をともにし、それぞれの終着駅にたどり着いた三人の女たちの物語。 優れた文学作品にして東アジア近現代史、そしてフェミニズムの新たな必読書です。 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)解説。 ソ連から持ち込まれた一枚の白黒写真。夏の日差しを受け、小川に足をひたしながらおしゃべりする三人の女ーー植民地朝鮮の「新女性」許貞淑、朱世竹、高明子は、共産主義運動に人生をかけ、世界をまたにかけて激動の時代を生ききった。 朝鮮共産主義運動史に埋もれた驚異の女性たちを女性作家があざやかによみがえらせた骨太の歴史小説! 主な登場人物  日本の読者の皆さんへ  プロローグ 1991年ソウル  第1章 夫婦になって無産者階級の解放に生涯を捧げることを誓いますか …1920年 上海  第2章 手芸の時間にトルストイを読んでいました …1924年 京城  第3章 清料理店の共産党、新婚部屋の青年同盟 …1925年 京城  第4章 死の陰鬱な谷を越えるとき …1927年 京城  第5章 ついに革命の心臓に到着する …1928年 モスクワ  第6章 資本主義世界の終焉は遠くない …1929年 京城  第7章 一緒に暮らすしかない状況だった …1932年 上海、モスクワ  第8章 行くとて悲しむな、私の愛する韓半島よ …1935年 京城  第9章 ここがあなた方の終着駅だ …1936年 モスクワ、クズロルダ  10章 日本の兄弟たちよ、君の上官に銃口を向けよ …1938年 武漢、延安  上巻年表

三人の女(下)三人の女(下)

韓国で4万部のベストセラー。 1920年代から50年代にかけての朝鮮独立運動・共産主義運動を女たちの視点から、女性作家が描き出す骨太の長編歴史小説を格調高い翻訳でお送りします。 植民地下の朝鮮で青春をともにした三人の女たち、許貞淑(ホ・ジョンスク)、朱世竹(チュ・セジュク)、高明子(コ・ミョンジャ)と、彼女たちの周辺の、朴憲永(パク・ホニョン)や呂運亨(ヨ・ウニョン)、金日成(キム・イルソン)など歴史に名を残した男たちがいきいきと描かれます。 戦時下のソウル、粛清の嵐吹き荒れる平壌、そして愛する娘が暮らすモスクワーー朝鮮共産主義運動史と生涯をともにし、それぞれの終着駅にたどり着いた三人の女たちの物語。 優れた文学作品にして東アジア近現代史、そしてフェミニズムの新たな必読書です。 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)解説。 許貞淑が八路軍の政治指導員として太行山へと行軍していた1939年、親友の朱世竹はカザフスタン・クズロルダの流刑地で命をつないでいた。いっぽう転向書を書かされ、京城で静かに暮らしていた高明子のもとにある日、親日雑誌『東洋之光』の社長が訪れ……。 近現代史とフェミニズムの新たな必読書、女性作家による韓国ベストセラー歴史小説完結編。 主な登場人物 第11章 一幕の長い白昼夢 …1939年 京城 第12章 身体が土に埋められたら魂は夕焼けに埋められるのか …1942年 太行山 第13章 あなたのお父さんは朝鮮の革命家なのよ …1945年 ソウル、平壌、クズロルダ 第14章 狐の穴か、虎の穴か …1948年 平壌、ソウル 第15章 あの骸骨の中に一時トルストイやガンジーが入っていたというのか …1950年 ソウル、平壌、クズロルダ 第16章 僕が死んでも、その死が語るだろう …1952年 平壌、モスクワ 第17章 我々は結局、アメリカを発見できなかったコロンブスだった …1956年 平壌 エピローグ 1991年平壌 作者あとがき 解説 翻訳者あとがき  下巻年表

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