絵葉書に冗談で書いた文章が、前途有望な青年の人生を狂わせる。十数年後、男は復讐をもくろむが…。愛の悲喜劇を軸にして四人の男女の独白が重層的に綾をなす、クンデラ文学の頂点。作家自らが全面的に手直ししたフランス語決定版からの新訳。一九六七年刊。
すべては〈冗談〉から始まった…。男と女の悲喜劇を主奏に織り成される長大なロンド。中央ヨーロッパが生んだ20世紀文学の傑作、クンデラ文学の頂点。 1992/06/01 発売
2004/11/15 発売