小説むすび | 青いパステル画の男

青いパステル画の男

青いパステル画の男

パリの弁護士ショーモンは古いモノが好き。仕事は順調、稼ぎも良いが、妻も周囲も趣味の骨董収集に全く関心をもってくれない。ある日、オークションハウスで自分そっくりの18世紀の肖像画を発見したショーモンは、運命的なものを感じて高値で落札する。だが妻には全く自分に似ていないとうんざり顔であしらわれた。この男は一体誰?肖像画に描かれていた紋章を頼りに、男の正体を探す旅に出たショーモンは、奇妙な偶然に巻き込まれてゆく…。『赤いモレスキンの女』の著者による鮮烈なデビュー作。

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