小説むすび | 潤一郎ラビリンス(16)

潤一郎ラビリンス(16)

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徳川の治世、荒涼とした那須野ヶ原の夕暮れ、敵討ちの旅にあるお国と従者五平、虚無僧姿の敵友之丞、サスペンス性を帯びた三人の関係。単なる仇討劇に留まらず、人間の愛欲と悲哀が赤裸々に描かれた「お国と五平」ほか、二十四篇の戯曲作品のうち「恋を知る頃」「恐怖時代」「白狐の湯」「無明と愛染」の四篇を収める。

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