億万長者の冷たい寝室
なぜか冷淡になった億万長者の夫。
私のせい? それとも、何か秘密が?
「君がどんなに魅力的でも、僕は君と結婚するべきではなかった」
夫のチェーザレの口から放たれた言葉に、アーヴァは凍りついた。
イタリアの湖畔に大邸宅を構える億万長者との出会いは電撃的で、
二人とも瞬時に燃えあがり、気づけば純潔を捧げていた。
そのあとの妊娠と結婚は、家族との縁が薄いアーヴァにとって、
やっと安らぎの地を見つけたような奇跡だった。
ところが娘が生まれるやいなやチェーザレは仕事に没頭し、
まったく家庭を顧みなくなる。理由を聞いても無視されるだけ。
もう愛は終わったの? 独りの寝室で、アーヴァは涙に暮れ……。
熱い電撃婚のあと、ヒロインは原因不明の冷えきった結婚生活を耐え忍んでいます。頑なに口を閉ざしていたヒーローが最後に明かす驚くべき真実とは? 今やハーレクイン・ロマンスを代表する作家となったマヤ・ブレイクのドラマティックな名作をお見逃しなく!
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二人の出会いは電撃的だった。チェーザレの運転する車に轢かれそうになったアーヴァは、急いで車から降りたゴージャスな彼に目が釘付けになった。互いに名前を名乗り合う間も惜しいほど二人は瞬時に燃えあがり、気づけば車のボンネットの上で愛し合っていたのだ。コモ湖畔に大邸宅を構える億万長者チューザレとの結婚と妊娠、愛娘の誕生ー完璧な甘い夢だった。夫が妻子を顧みなくなるまでは。不在がちなチェーザレに寝室で冷たくあしらわれたとき、必死ですがるアーヴァの耳に、夫のとどめのひと言が聞こえた。「僕は君がほしかった。だが君を愛していると言ったことはない」 2014/08/05 発売