裏切りのゆくえ
傷心のままミリーが夫レアンドロのもとを去ってから、1年。
夫の子を身ごもっていると姉に告げられたのも記憶に新しい。
だが、その姉も今は亡く、ミリーは遺された赤ん坊のことで、
久しぶりに自宅に戻り、銀行家の夫の帰りを待ちわびている。
姉が欲しかったのなら、姉と結婚すればよかったのに、
なぜ私と結婚したの……胸に渦巻く哀しみを消せないままに。
そこへ、以前と変わらぬセクシーさで現れた夫は、
ミリーが赤ん坊を引き取りたいと知るや、平然と答えた。
「子どもの母親になりたいなら、僕の妻としてここに留まるんだ」
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こんなに不器用で醜い私を、 なぜあなたは花嫁に選んだの? 久しぶりに戻った自宅で、ミリーは夫の帰りを待っていた。 銀行家のレアンドロとは熱烈な恋に落ちて結婚したが、 彼が姉と浮気しているのを目にしてショックを受け、 そのまま家を飛び出した。あれから1年が経ち、姉が事故死したと 聞いて、まだ生まれたばかりの甥を引き取るため、 意を決して来たのだ。もしや赤ん坊の父親は愛する夫では? という疑いは消えず、とても複雑な気持ちだけれど……。 だが驚いたことに、レアンドロは美女を連れて帰宅しておきながら、 姉との浮気については頑として否定し、厳しい顔で告げた。 誓いを立てて結婚した妻を二度と出ていかせるつもりはない、と。 さまざまな疑惑に胸を痛めながらも、遺児の甥に無償の愛をそそぐヒロイン。スター作家サラ・モーガンが綴る、珠玉の夫婦再生ロマンスをお楽しみください。大スター作家レベッカ・ウインターズ好きにはとくにおすすめしたい、知られざる逸作です! 2024/08/30 発売