小説むすび | 冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた(10)

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた(10)

冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた(10)

異空間に囚われたアンジェリンとサティを救うため、奔走するベルグリフと仲間たち。一方囚われた2人は、自力での脱出を目指し一連の黒幕と対峙していた。次第に追い詰められるアンジェリンとサティのもとにたどり着いたベルグリフたちは、皆で力を合わせて黒幕の陰謀を破ることに成功するのであった。帝都での事件も一件落着し、最後の仲間、サティとも再会した一行は、皆でベルグリフとアンジェリンの故郷トルネラへと帰郷する。父の過去を巡る旅、陰謀と戦う冒険は幕を閉じ、穏やかな時間を過ごす冒険者たち。なし崩し的に夫婦となったベルグリフとサティだが、新婚だというのに熟年夫婦のように落ち着いた2人を見てパーシヴァルとカシム、アンジェリンはある一計を講じる。親子の絆がより糸となって失われた絆を再び紡ぐことができたベルグリフ。父の物語は、まもなく幕を閉じるー。

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帝都での事件を解決し、仲間とともにトルネラへと帰郷するアンジェリンとベルグリフ。陰謀と戦う冒険、父の過去を巡る長い旅は終わりを告げ、冒険者たちは穏やかな時間を過ごすのだった。なし崩し的に夫婦となったベルグリフとサティだが新婚だというのに熟年夫婦のように落ち着いた様子にもどかしい思いを抱いたパーシヴァルとカシム、そしてアンジェリンは春告祭で二人の結婚式を開き、盛大に祝おうと画策する。そして当日、突然始まった結婚式に驚くベルグリフとサティ。戸惑いつつも、ベルグリフはサティに改めて愛を誓うのだった。春告祭を終えると、アンジェリン達はオルフェンで冒険者活動を再開し一方トルネラでは日々の仕事に加え、ダンジョンへの備えや冒険者ギルドの設立など、にわかに忙しくなっていく。新鮮な希望に満ちた日常が始まったかのように思われたが、ある日アンジェリンが見た悪夢をきっかけに、なにかが起こるような、不穏な空気が近付いていた。冒険者になりたいと都に出ていった少女が、父に「ただいま」を言うまでのある親子の物語。 2021/11/16 発売

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