カミュの言葉
海からの光と生きるための反抗が育んだ、言葉の花束。
美しいものを見た魂が、戦争と革命とイデオロギーの世紀を走り抜けた。
その軌跡は、寄る辺なく、迷走する21世紀にこそ、光を放つ。
第二次世界大戦の戦後処理からアルジェリア戦争、そしてノーベル賞受賞ヘ、『異邦人』から『ペスト』、そして『最初の人間』へ、
折々の断章を編むことで、その生の全体像を立ち上げる。
どこに立ち、何を感じ、いかに考えたか。いま、時代がカミュの生と思考に追いついた。
第1章 太陽と貧困
第2章 反抗と暴力
第3章 歴史とテロ