出版社 : アトリエサード
“神”か。結構だな。 俺は前から神さまって奴に会いたかったんだ。 ラヴクラフトへの想いに満ちた初期作品から、 ウィリアム・バロウズに捧げた書き下ろし作品まで。 クトゥルー神話を先導しつづける 朝松健の粋を集めた傑作短篇集、遂に刊行! 言語はウィルスだ……このページを開いたとき、 あなたもおぞましき呪文に感染する。 ーー柳下毅一郎(特殊翻訳家) 朝松ホラーに特有の、 現実が悪夢に侵食されていく不気味な崩壊感覚は、 どの作品を読んでもたっぷりと味わえるだろう。=解説より ーー日下三蔵(文芸評論家) 星の乱れる夜 闇に輝くもの ゾスの足音 十死街 空のメデューサ 球面三角 Acid Void in New Fungi City
その面白さ、モンスター級! とてつもなく豪快な7つの冒険が待っている。 さあ剣を取れっ! 魔法を用意っ! 飛び込むのはいまだっ!! 人気TRPG「トンネルズ&トロールズ(T&T)」の世界〈トロールワールド〉で繰り広げられる、数多の「英雄」たちの冒険! 盗賊狩りの女戦士ジャクリスタが、小鬼インプに持ちかけられた奇妙な依頼とは?(「ミッション:インプポッシブル」) 大都市カザンの地下の洞窟に放り込まれた、ハーフ・ウルクの盗賊に襲い掛かる危難の数々。(「運命の審判」) 剣と魔法と、ちょっとしたウィットに満ち満ちた7つの物語に挑みたまえ! ◎トンネルズ&トロールズとは? 通称T&T。サイコロの目が同じとき、振り足しができる豪快な判定が魅力の、世界で二番目に誕生したテーブルトークRPGだ(一番目は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』通称D&D)。その歴史は42年を数える。ゲームデザインはケン・セント・アンドレ。本書でもハーフ・ウルクの盗賊を主人公に据えた2編を執筆している。 現在、日本語版は『トンネルズ&トロールズ完全版』がグループSNE/cosaicから発売されている。剣と魔法が支配する〈トロールワールド〉を舞台に、魔術師になって破壊の限りを尽くしたり、盗賊になって小粋な冒険を楽しんだりできるゲームだ。 まえがき……安田均 ミッション:インプポッシブル……エリザベス・ダンフォース カザンで最低の盗賊二人……ケン・セント・アンドレ 運命の審判……ケン・セント・アンドレ 魔術師あるところ道あり……ベア・ピーターズ たったひとつの小さな真実……キャサリン・カー オーガー・ポーカー……マーク・オグリーン 風の虎……マイケル・A・スタックポール 解説ーーなぜそんなにかかったのか?……マイケル・A・スタックポール 原書序文……デニス・L・マッカーナン 著者について(一九九二年当時) あとがきーー四半世紀を超えて……安田均
海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、 一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。 第2期第5回配本刊行! ラヴクラフトの高弟にして、短篇小説の名手ダーレスの、怖くて優しく、奇妙な物語の数々。 少女を守る「ジョージおじさん」の幽霊、夜行列車の個室で待ち受ける物言わぬ老人、ライラック香る屋敷に隠れ住む姉妹……。 本書に登場する奇怪な人々は、あなたのそばにいるかもしれません……。 前書き ジョージおじさん パリントンの淵 プラハから来た紳士 B十七号鉄橋の男 幸いなるかな、柔和なる者 マーラ 青い眼鏡 アラナ 死者の靴 客間の干し首 黒猫バルー 余計な乗客 ライラックに吹く風 ミス・エスパーソン ロスト・ヴァレー行き夜行列車 ビショップス・ギャンビット マニフォールド夫人
ラヴクラフトやハワードと才を競った幻視の語り部の妖異なる小説世界。スミス作品に愛着深い編者がSFと幻想文学の境界を超えた比類ない傑作を精選し、ここに贈る。
海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、 一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。 いよいよ第2期発行開始! 怪談こそ、英国紳士のたしなみ。 見た者は死ぬ双子の亡霊、牧神の足跡、怪虫の群…… M・R・ジェイムズ継承の語りの妙に、ひとさじの奇想と、科学の目を。 古典ならではの味わいに満ちた名匠の怪奇傑作集、待望の本邦初訳! 塔の中の部屋 アブドゥル・アリの墓 光の間で 霊柩馬車 猫 芋虫 チャールズ・リンクワースの懺悔 土煙 ガヴォンの夜 レンガ窯のある屋敷 かくて恐怖は歩廊を去りぬ 遠くへ行き過ぎた男 もう片方のベッド 扉の外 ノウサギ狩り 夜の恐怖 広間のあいつ